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創世記 31:35-42 リビングバイブル (JLB)

35.  「お父さん、座ったままで失礼させていただきますわ。 いま女の月のもので立てないんです。」 ラケルはすまして弁解しました。

36-37. 何も出なかったので、ヤコブは腹を立てました。 「どうでした。何か一つでも見つかりましたかね? 全くぬれ衣もいいとこですよ。まるで私が犯人だと言わんばかりに追いかけて来て、そこいら中を捜し回ったりして。 さあ、見せていただきましょう。 盗んだ物はどこにありますか。 みんなの目の前に並べてください。 本当にお義父さんのものかどうか、とくと調べてもらいましょう。 

38. この二十年間というもの、私はお義父さんのために働き通しでした。 雌羊や雌やぎの世話に明け暮れ、丈夫な子がたくさん生まれるようにしました。 それでも、自分が食べるためには、雄羊一匹だって、お義父さんのものに手をつけたことはありません。 

39. 野獣に襲われて殺された時、証拠の死がいを見せ、数が減ったのを大目に見てください、などと頼んだことがありますか。 もちろんありません。 私が自分で弁償したんです。 私の責任であろうがなかろうが、家畜を盗まれた時は、必ず私が弁償しなければならなかった。 

40. 昼は焼けつくような日ざしの中で、夜は夜で寒さに震えて眠ることもできないままに、働きました。 

41. この二十年間、ずーっとですよ。 十四年間は二人の娘さんをいただくため、六年間はあなたの群れの世話をして自分の群れを手に入れるため! おまけに、給料は十回も減らされたんですからね。 

42. 実際、祖父アブラハムや父イサクが信じる、すばらしい神様の恵みがなかったら、一文なしで追い出されていたことでしょうよ。 幸い、神様は何もかもご存じだった。 あなたのひどい仕打ちも、私が一生懸命に働いたことも見ておられた。 それでゆうべ、あなたに現われなさったのです。」

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