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創世記 30:1-14 リビングバイブル (JLB)

1.  一方、ラケルは子供ができないので、姉に嫉妬するようになりました。 そしてとうとう、「ねえ、なんとかしてくださいな。 私も子供が欲しいのよ。 でないと、死んでしまいそうだわ」と、ヤコブに泣きついたのです。

2.  ヤコブはすっかり腹を立てました。 「何だって? おれは神様じゃないぞ。 おまえに子供ができないのは、神様がそうしておられるからだろう。」

3.  「そう、じゃあ召使のビルハと寝てください。 あの子にあなたの子供ができたら、私の子供にするわ。」 

4. こうして、ヤコブはビルハをそばめとしました。 

5. やがてビルハは男の子を産みました。

6. ラケルは、「神様は正義を行なってくださったわ。 願いどおり息子を下さったのですもの」と言って、その子をダン〔「正義」の意〕と名づけました。 

7. ラケルの召使ビルハは、二人目の男の子を産みました。 

8. ラケルは、「死に物狂いの争いだったけど、とうとう姉さんに勝ったわ」と言って、その子をナフタリ〔「争い」の意〕と名づけました。

9.  一方レアは、もう子供が産めなくなったので、召使のジルパをヤコブのそばめにしました。 

10-11. やがて、ジルパは男の子を産み、レアはその子をガド〔「運が開ける」の意〕と名づけました。

12.  ジルパはまた男の子を産み、 

13. レアは、「私はしあわせ者だわ。ほかの女たちもきっとそう思うでしょうね」と言って、その子にアシェル〔「幸福」の意〕という名をつけました。

14.  さて、麦の取り入れが始まったある日のこと、ルベンが野原で恋なすび〔果実に強い麻酔性のある薬用植物で、食べるとみごもると信じられていた〕を見つけ、母親のところへ持って来ました。 ラケルは黙っていられません。 レアに、少し分けてくれるよう頼みました。

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