朝になりました。 ヤコブは目を覚まして隣を見ると、レアがいるではありませんか。 びっくり仰天してしまいました。憤まんやる方ありません。 ラバンのところへ行き、食ってかかりました。 「なんてひどいことをするんですかっ! ラケルと結婚したいばっかりに、ぼくは七年も骨身を惜しまず働いたんですよ。 そのぼくをだますなんて、いったい全体どういうことなんです、ええっ!」