30. 「あーあ、腹ぺこで死にそうだ。 その赤いやつを一口くれよ。」このことから、エサウは「エドム」〔「赤い物」の意〕とあだ名されるようになりました。
31. 「ああ、いいよ。 兄さんの持ってる長男の権利と引き換えならな。」
32. 「今にも飢え死にしそうなんだぜ。 長男の権利なんか何の役に立つんだい。」
33. 「そんなら兄さん、その権利をぼくに譲るって、神様の前で誓ってくれよ。」言われたとおりエサウは誓い、長男の権利を弟に売り渡しました。
34. わずかばかりのパンと豆のシチューと引き換えにです。 エサウはお腹いっぱい食べることしか頭にありません。 長男の権利のことなど、軽べつしていたのです。