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創世記 24:22-37 リビングバイブル (JLB)

22. そこで、らくだが水を飲み終わる頃合に、七グラムの金のイヤリングと百四十グラムの金の腕輪を二つ、彼女に与えました。

23.  「つかぬことを伺いますが、お父様のお名前は何とおっしゃるのですか。 それに、できれば、今夜お宅に泊めていただくわけには、まいりませんでしょうか。」

24.  「父はベトエルですの。 ナホルとミルカの息子です。 もちろん、ご遠慮はいりませんわ。 どうぞお泊まりください。 

25. らくだのためのわらや餌も十分ありますし、お客様用のお部屋もございます。」

26.  老召使は立ったまま頭を垂れ、その場で神様を礼拝しました。

27. 「主人アブラハムの信じる神様、ありがとうございます。 なんというお恵みでしょう。 主人への約束を、こんなにもすばらしい方法でかなえてくださるとは。 全く、主人の親類の方にいきなり会えるとは、思ってもみませんでした。 何もかも神様のお引き合わせです。ほんとうにありがとうございます。」

28.  一方、娘は家へ駆け戻り、家族に客のことを話しました。 

29-30. 話を聞いた兄のラバンは、イヤリングと腕輪を見ると、大急ぎで泉に駆けつけました。 老人はまだそこにいて、らくだのそばに立っています。 

31. 「ここにおいででしたか。 お話は伺いましたよ。 これも、神様の特別のおぼし召しに違いありません。 さあさあ、こんな町はずれに立っていないで、どうぞ家へおいでください。 部屋はお越しを待つばかりになっていますし、らくだを休ませる場所もあります。」

32.  勧めに従い、老人はラバンについて行きました。 ラバンはらくだにわらと餌を与え、供の者たちにも足を洗う水を出しました。 

33. やがて夕食の時間になりました。 いよいよ話を切り出す時です。「お食事をいただく前に、ぜひともお聞き願いたいことがあります。 どういうわけで私がここにまいったか、その用向きをお話ししなければなりません。」「かまいませんとも、そのご用向きとやらを伺いましょう」と、ラバンが促します。

34.  「実は、私の主人はアブラハムと申しまして、 

35. 神様に特別目をかけていただいております。 土地の人々からも大いに尊敬される立派な人です。 家畜も多く、金銀をはじめ、ばく大な財産もあります。 奴隷も大ぜいかかえ、らくだやろばもたくさんいます。

36.  奥様は大へん年をとってからお子さんに恵まれまして、主人は全財産をこの息子さんに譲りました。 

37. ところで、主人が申しますには、そのイサク様を土地の女と結婚させてはならない、というのでございます。 

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