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創世記 2:5-18 リビングバイブル (JLB)

5.  初めのうち、地には穀物はおろか、一本の植物さえ生えていませんでした。 神様が雨を降らせなかったからです。 それに、土地を耕す人もいませんでした。 

6. しかし、地のあちこちから泉がわき出て、全地を潤していました。

7.  やがて神様が人間を造る時がきました。 まず、地のちりで体を造り上げ、それにいのちの息を吹き込んだのです。 そこで人は、生きた人格をもつ者となりました。

8.  それから神様は、東の方のエデンに園をつくり、そこに人を住まわせました。 

9. 園には、あらゆる種類の美しい木が植えられています。 どれもこれも、おいしい実をつける木ばかりです。 園の中央には、「いのちの木」と、善悪を判断する力のつく「良心の木」とがありました。 

10. さて、エデンの地からは一つの川が流れ出て園を潤し、それはやがて四つの流れに分かれるのでした。 

11-12. その一つピション川は、ハビラ地方全域を蛇行していました。 その地方からは、純度の高い金と美しいブドラフ(香りのよい樹脂を出す木)や、しまめのうが採れます。 

13. 第二の川はギホンと呼ばれ、クシュの全域を流れる川です。 

14. 第三がティグリス川で、アシュルの町の東側を流れていました。 そして第四がユーフラテス川です。

15.  神様は、人をエデンの園の番人にし、その管理を任せました。

16-17. ただし、一つだけきびしい注意がありました。 「園の果物はどれでも食べてかまわない。 だが『良心の木』の実だけは絶対にいけない。 それを食べると、正しいこととまちがったこと、よいことと悪いことの区別について、自分勝手な判断を下すようになるからだ。そんなことになったら、必ず死ぬ。」

18.  ところで、神様はこう考えました。 「どうも人が一人でいるのはよくない。 彼を助ける者がいなくては。」 

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