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創世記 19:12-17 リビングバイブル (JLB)

12.  客というのは、実は神様の使いだったのです。 二人はロトに言いました。 「ところで、この町に親戚がありますか。 家族の皆さんも、それからもし親戚があれば、その人たちもみな、ここから逃げなさい。 

13. われわれは今から町を滅ぼします。 ここの腐敗した有様は天にまで知れ渡り、神様が、『そんな町は滅ぼせ』と言われたのです。」

14.  ロトは急いで表へ飛び出し、娘のいいなずけのところへ駆けつけました。 「すぐ町から出るんだ。 神様がこの町、この町を滅ぼそうとしておられる!」 ところが若者たちには、ロトが気が狂ってしまったとしか思えません。 あっけにとられて彼を見つめるだけでした。

15.  翌朝、夜が明けるころ、御使いたちはしきりにロトをせかせます。 「さあさあ、ぐずぐずしないで。 奥さんと、ここにいる二人の娘さんを連れて、今のうちに逃げるのです。 大急ぎですよ。 さもないと町もろとも滅ぼされてしまいます。」

16.  それでもまだ、ロトがぐずぐずしているので、御使いはロト夫婦と二人の娘の手を取り、町の外の安全な場所へせきたてました。 神様はほんとうに思いやりのある方だからです。

17.  「いのちが惜しかったら一目散に逃げなさい。 絶対うしろを振り返ってはいけません。 山の中へ逃れるのです。 いつまでもこの低地にいると、死んでしまいますよ。」

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