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創世記 13:7-12 リビングバイブル (JLB)

7. 当然のこと、アブラムの羊飼いとロトの羊飼いとの間に、争いが起きました。 しかも、その地には、カナン人やペリジ人の部族も住んでおり、いつ襲われるかわからない、危険な状態だったのです。 

8. アブラムはロトと話し合うことにしました。 「なあ、ロト、お互いの使用人同士のけんかは、なんとしてもやめさせなきゃなるまい。 身内同士でけんかをしても始まらん。 伯父、甥の仲じゃないか。 これからも仲よくやっていくに、こしたことはない。 

9. で、こうしようと思うんだが、おまえの意見はどうだ。 まずおまえが、どこでも好きな所を選ぶのだ。 そして、私たちはここで別れる。 おまえが東の方が欲しければ、私はここへ残るし、ここがいいと言うなら、東へ移ることにしよう。」

10.  ロトは、ヨルダン川周辺の水に恵まれた肥沃な平野をじーっと見つめました。 まだソドムとゴモラの町が神様に滅ぼされる前だったので、そこは、まるでエデンの園のように見えました。 エジプトやツォアル近辺の美しい田園にも似ています。 

11. ロトはその土地を選びました。 東部一帯に広がるヨルダン渓谷の地です。 彼は家畜と使用人を連れ、そこへ行くことにしました。 二人はこうして別れました。 

12. アブラムはカナンの地に残り、ロトは平野に下って、ソドムの町の近くに住みついたのです。 

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