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創世記 12:1-11-13 リビングバイブル (JLB)

1.  父親が死んだ時、神様はアブラムに命じました。 「これから旅に出なさい。 親類縁者も国も捨てて出かけるのだ。 行く先はわたしが教えるから、ただ言われたとおりにすればよい。 

2. そうすれば、おまえを偉大な国民の父にしてやろう。 おまえを祝福し、おまえの名を広めて、だれ知らぬ者がないようにしてやろう。 おまえのおかげで、ほかの多くの者も祝福される。 

3. わたしは、おまえを祝福する者を祝福し、おまえをのろう者をのろう。 おまえによって、全世界が祝福されるのだ。」

4.  アブラムは神様の命令どおり出発しました。 ロトもいっしょです。 その時アブラムは七十五歳でした。 

5. 妻のサライと甥のロトのほか、カランで得た家畜や奴隷などを連れて旅をし、とうとうカナンに着きました。 

6. そのまま旅を続け、シェケムの近くまで来ると、モレの樫の木のそばで野営することにしました。 当時この地方には、カナン人が住んでいたのです。

7.  さて神様はアブラムに現われ、「この地をおまえの子孫に与えよう」と約束なさいました。 アブラムが喜んだのは言うまでもありません。 神様とお会いした記念に、さっそくそこに祭壇を築きました。 

8. それからさらに南へ向かい、丘陵地帯に来ました。 西のベテルと東のアイにはさまれた地域です。 アブラムは野営をし、神様のために祭壇を築いて祈りました。 

9. そのあとまた、時々休みながら、ゆっくり南のネゲブへ旅を続けました。

10.  ちょうどそのころ、この地方一帯がひどいききんに見舞われたのです。 何とかしなければなりません。 ひとまずエジプトへ行き、難を逃れることにしました。 

11-13. エジプトの国境に近づくと、彼は妻のサライに、人には私の妹だと言ってくれ、と頼みました。「おまえはきれいだからな、エジプト人はきっと目をつけるだろう。 『たいした女だが、亭主がじゃまだ。 やつを殺して女を奪おう』と考えるかもしれない。 だがな、妹ということにしておけば、おまえのことで私を大事にしてくれるだろう。 それで、無事に生きのびることができるじゃないか。」 

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