旧約聖書

新約聖書

創世記 11:1-16-17 リビングバイブル (JLB)

1.  そのころ、人類はみな同じことばを話していました。 

2. 人口がしだいに増えると、人々は東の方に移って行きました。 こうしてバビロンの地に平原を見つけ、大ぜいの人がそこに住みついたのです。

3-4. やがて大都市を建設しようという話が持ち上がりました。 永遠に残る記念碑として、天にも届くような塔の神殿を造り、自分たちの力を見せてやろうというのです。「こうやって一致団結すれば、あちこちに散らされる心配もなくなるというものだ。」 そう豪語すると、人々はよく焼いた堅いれんがをうずたかく積み上げ、アスファルトを集めてモルタル代わりにしました。

5.  神様は降りて来て、人間どもが造っている町と塔をご覧になりました。 

6. 「いやはや、なんということだ。 同じことばを使い、政治的にも一致して事にあたれば、人間はこれだけの事をやすやすとやり遂げてしまう。 この分だと、あとでどんな事をしでかすか、わかったものじゃない。 何でもやってのけるだろう。 

7. こうなったら地上へ降りて行って、彼らが違ったことばを話すようにしてしまおう。 そうすれば、互いに何を言っているかわからなくなる。」

8.  こうして、神様は人間を世界の各地に散らしました。 もう都市建設はできません。 

9. この都の名がバベル〔「混乱」の意〕と呼ばれたのは、このためです。 つまり、神様がたくさんの国語を与えて人間を混乱させ、各地に広く散らしたのが、このバベルの地だったのです。

10-11. さて、セムの家系に、アルパクシャデという人がいました。 洪水の二年後、セムが百歳のときに生まれた息子です。 セムはそのあとも五百年生き、大ぜいの息子、娘に恵まれました。

12-13. アルパクシャデは三十五歳のとき息子のシェラフをもうけ、そのあと四百三年生きたのですが、ほかにも息子と娘がたくさんいました。

14-15. シェラフは息子のエベルが生まれたとき三十歳でした。 そのあと四百三年生き、大ぜいの息子、娘に恵まれました。

16-17. エベルは息子のペレグが生まれたとき三十四歳で、そのあとも四百三十年生き、息子、娘が大ぜい生まれました。

完全な章を読みます 創世記 11