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列王紀下 9:3-19 リビングバイブル (JLB)

3. 彼の頭に油を注ぐのじゃ。 それから、『神様はあなたに油を注いでイスラエルの王とされる』と言って、すぐに逃げて来い。」

4.  若い預言者は、言われたとおりラモテ・ギルアデへ行き、 

5. ほかの将校たちと会議中のエフーを見つけました。「隊長、申し上げることがあります」と、彼は言いました。「だれにだ」と、エフーが返事しました。「あなたにです。」

6.  エフーは席を立ち、家に入りました。 若者はエフーの頭に油を注いで、言いました。 「イスラエルの神様のお告げです。 『わたしはおまえに油を注いで、神の国民イスラエルの王とする。 

7. おまえはアハブ家の者を皆殺しにしなければならない。 こうして、イゼベルに殺された預言者や、国民のために復讐するのだ。 

8. アハブ家の者は、奴隷に至るまで、すべて殺される。 

9. わたしは、ネバテの子ヤロブアムの家や、アヒアの子バシャの家を滅ぼしたように、アハブの家をも滅ぼす。 

10. 犬がイズレエルで、アハブの妻イゼベルを食うが、だれも彼女を葬らない。』」こう言い終わると、彼は一目散に逃げ帰りました。

11.  エフーが仲間のところへ戻ると、一人が尋ねました。 「あの気違い野郎は、何をしに来たんです。 何か変わったことでも?」「皆さんは、あれがだれか、何を言ったか、よくわかっておいでだ。」

12.  「とんでもない。 わかりませんよ。 教えてください。」そこでエフーは、あの男が言ったこと、また、神様が自分に油を注いで、イスラエルの王としてくださったことを話しました。

13.  すると、彼らはすばやく上着を脱いで階段の上に敷き、ラッパを鳴らして、「エフーは王様だ!」と大声で叫びました。

14.  こうして、ニムシの子ヨシャパテの子エフーは、ヨラム王に反旗を翻したのです。 ヨラム王はイスラエルの全軍を率いて、ラモテ・ギルアデで、シリヤのハザエル王の軍勢を防いでいました。 

15. しかし、傷を負ったので、イズレエルに帰り、治療していたのです。エフーは、いっしょにいる者たちに言いました。 「私が王になることを願っているなら、このことはイズレエルに知らせに行くな。」

16.  それから、エフーは戦車に飛び乗り、病床にいるヨラム王を捜しに、イズレエルへ急行しました。 たまたまユダのアハズヤ王も、ヨラム王を見舞いに来ていました。 

17. イズレエルのやぐらの上にいた見張りが、エフーの一隊が近づいて来るのを見て、「だれか来るぞ!」と叫びました。王は、「騎兵一人を出して、敵か味方か、調べさせよ」と命じました。 

18. そこで一人が、エフーを迎えに行きました。「陛下が、あなたは敵か味方か、と言っておられます。 和平のために来られたのですか。」「和平が何だ。 つべこべ言わず、ついて来い!」見張りは王に、「使者は行ったまま戻りません」と報告しました。 

19. 王は第二の使者を出しました。 彼は馬に乗ってエフーのところへ行き、彼らが友好を意図しているかどうか尋ねました。「友好が何だ。 つべこべ言わず、ついて来い!」

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