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列王紀下 9:24-36-37 リビングバイブル (JLB)

24.  エフーは力いっぱい弓を引き絞り、王の両肩の間にねらいをつけました。 矢はみごと心臓を射抜き、王は戦車の中にどっと倒れ、そのまま息が絶えました。

25.  エフーは侍従のビデカルに命じました。 「王の死体をナボテの畑に投げ捨てろ。 いつかおまえと馬に乗って、彼の父アハブ王のお供をしていた時、神様からこうお告げがあったからだ。 

26. 『わたしは、ナボテとその子らを殺した罪に、このナボテの地所で報復する。』 だから、そのとおり、ナボテの畑に王の死体を投げ捨てるのだ。」

27.  その間に、ユダのアハズヤ王はベテ・ハガンの道へ逃げました。 エフーはアハズヤ王を追いかけ、「やつも討ち取れ」と命じました。エフーの軍勢は、イブレアムに近いグルの坂道で、戦車に乗ったアハズヤ王に矢を射かけ、重傷を負わせました。 王はやっとの思いでメギドまで逃げのびはしたものの、そこでついに事切れたのです。 

28. 家来たちは遺体を戦車でエルサレムに運び、王室墓地に葬りました。 

29. アハズヤがユダの王となったのは、イスラエルのヨラム王の即位後十二年目のことです。

30.  イゼベルはエフーがイズレエルに来たと聞くと、目の縁を塗り、髪を結い直して、窓ぎわに座りました。 

31. エフーが宮殿の門を入ると、彼女は大声で呼びかけました。 「あら、人殺しエフーじゃない! ごきげんいかが。 主君殺しのジムリの子!」

32.  彼がイゼベルを見上げながら、「だれか私に味方する者はおらんか」と叫ぶと、二、三人の宦官が顔を出しました。

33.  「そのあばずれを突き落とせ!」エフーの命令で、宦官たちはイゼベルを窓から突き落としました。 回りの壁や馬は、その返り血をあびて真っ赤です。 その上、死体は無残にも、馬のひづめにかけられました。

34.  エフーは宮殿に入って食事をしてから、「あの、のろわれた女を葬ってやれ。 何といっても、王の娘だからな」と言いました。

35.  人々が遺体を葬ろうと出て行くと、すでに頭蓋骨と両手両足しか残っていませんでした。

36-37. 戻った者たちの報告に、エフーはこう言いました。 「まさに、お告げのとおりだ。 神様は預言者エリヤにお語りになった。 『犬がイゼベルの肉を食い、その死体は肥やしのようにまき散らされ、だれにも、見分けがつかなくなる。』」

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