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列王紀下 6:14-22 リビングバイブル (JLB)

14.  そこで、ある夜、シリヤの王は戦車と馬で武装した大軍を差し向け、ドタンを包囲しました。 

15. 翌朝はやく、預言者のしもべが起きて、外に出てみると、どうでしょう。 馬と戦車で固めた大軍が、ぐるりと取り巻いているではありませんか。思わず、大声で叫びました。 「ああ、だんな様ーっ。 ど、どうしたらよいでしょうか。」

16.  「恐れるな。 わしらの軍隊は彼らよりも多く、強いのだ。」

17.  こう言って、エリシャは祈りました。 「神様、どうか、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」 すると、神様が若者の目を開いてくださったので、火の馬と火の戦車が山の上に目白押しに並んでいるのが見えました。

18.  シリヤ軍が攻め寄せて来た時、エリシャは、「神様、どうぞ、彼らを盲にしてください」と祈りました。 そのとおり、シリヤ軍の兵士たちは盲になったのです。

19.  エリシャは出て行って、彼らに言いました。 「道をまちがえているぞ! 攻撃する町はここじゃない! わしについて来い。 おまえたちが捜している人のところへ、連れて行ってやろう。」 こうして、彼らをサマリヤへ連れて行きました。

20.  サマリヤに着くと、「神様、彼らの目を開いて、見えるようにしてください」と祈りました。 目が見えるようになった時の、彼らの驚きようといったらありません。 事もあろうに、イスラエルの首都サマリヤにいるのですから。 みな目を丸くしました。

21.  イスラエルの王は敵の兵士を見て、エリシャに尋ねました。「彼らを殺してもいいのですか。」

22.  「捕虜を殺すなど、とんでもないことです。 パンと水を与え、国に帰しておやりなさい。」

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