ところが、エリシャのしもべゲハジは、ひそかに考えたのです。 「だんな様のお人好しにも困ったものだ。 贈り物を一つも受け取らずに、あの方を帰してしまうんだから。 よーし、あの方のあとを追いかけ、何かいただいて来よう。」