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列王紀下 17:5-21 リビングバイブル (JLB)

5.  こうして、イスラエルにアッシリヤ軍がなだれ込み、三年のあいだ首都サマリヤを包囲しました。 

6. ホセア王の即位後九年目、ついにサマリヤは陥落し、イスラエル国民はアッシリヤへ連れ去られ、ハラフの町、ゴザンのハボル川のほとり、メディヤ人の町々に移されたのです。

7.  こうした災難が臨んだのは、国民がほかの神々を礼拝して、エジプトの奴隷生活から救い出してくださった神様に、罪を犯したからです。 

8. 神様が追い払った外国人の悪い風習に、染まっていたのです。 

9. そのほかにも、ひそかに多くの悪事を行ない、国中に、異教の神々の祭壇を作っていました。 

10. 彼らは、すべての丘の上やよく繁ったどの木の下にも、石の柱や神々の像を立て、 

11. 神様がこの地から一掃した外国人の神々に、香をたいていました。 こうして、数々の悪事を重ねたので、ついに神様の激しい怒りを招いたのです。 

12. あれほど、神様が口をすっぱくして警告しておられたのに、人々は平気で偶像礼拝の罪を犯していたのです。

13.  神様は再三再四、イスラエルとユダに預言者を送り、悪の道から離れ、先祖に与えたおきてを守るよう、警告してこられました。 

14. ところがイスラエル国民は、いっこうに耳を貸そうとしなかったのです。 先祖と同じように強情で、神様を信じようとしませんでした。 

15. 神様の教えに耳をふさぎ、神様が先祖と結んだ契約を軽んじ、たび重なる警告を無視しました。 それは彼らの愚かさのゆえで、神様のきびしい戒めがあったにもかかわらず、偶像礼拝の罪に陥ったのです。

16. 神様の命令なんかどこ吹く風とばかり、金で鋳込んだ二つの子牛像を作りました。 さらに、恥ずべき忌まわしい像を作り、バアルを礼拝し、太陽や月や星を拝みました。 

17. また、息子や娘さえ焼き殺して、モレクの祭壇にささげるやら、占いやまじないに走るやらで、悪の限りを尽くしたのです。 こんなことをして、神様の激しい怒りを買わないわけがありません。 

18. とうとう神様は、ユダ部族だけを残して、イスラエル国民を一掃してしまわれたのです。

19.  ところで、神様の命令を守ろうとしないのは、ユダも同じでした。 イスラエルがたどった悪の道を、ユダも進みました。 

20. そこで神様は、ヤコブのすべての子孫を見限り、侵略者の手に渡し、ついに打ちのめしてしまわれました。 

21. イスラエルはダビデ王朝から分離すると、ネバテの子ヤロブアム一世を王に迎えました。 このヤロブアム王がイスラエルを神様から引き離し、いっそう大きな罪に誘い込んだのです。 

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