旧約聖書

新約聖書

列王紀下 17:19-33 リビングバイブル (JLB)

19.  ところで、神様の命令を守ろうとしないのは、ユダも同じでした。 イスラエルがたどった悪の道を、ユダも進みました。 

20. そこで神様は、ヤコブのすべての子孫を見限り、侵略者の手に渡し、ついに打ちのめしてしまわれました。 

21. イスラエルはダビデ王朝から分離すると、ネバテの子ヤロブアム一世を王に迎えました。 このヤロブアム王がイスラエルを神様から引き離し、いっそう大きな罪に誘い込んだのです。 

22. イスラエル国民は、王の持ち込んだ悪から離れようとしませんでした。 

23. それで、ついに神様は、彼らを一掃してしまわれたのです。 預言者によって警告されたとおり、イスラエル国民はアッシリヤに連れ去られ、今なおそこにとどまっています。

24.  アッシリヤ王は、バビロン、クテ、アワ、ハマテ、セファルワイムの住民を連れて来て、サマリヤの町々に住まわせました。 こうして、サマリヤをはじめイスラエルの町々は、アッシリヤ人のものとなったのです。 

25. アッシリヤからの移住者は、初め、神様を礼拝しませんでした。 それで、神様はライオンを送り込み、幾人かを噛み殺させたのです。

26.  移住者はアッシリヤ王に使者を立て、こう報告しました。 「私たちイスラエルに植民した者は、この地の神の教えを知りません。その神がライオンを送り込んで、私たちを滅ぼそうとしました。 その神を礼拝しなかったからです。」

27-28. 王は、サマリヤから捕らえ移した祭司をイスラエルに帰らせ、新しい住民に、神様のおきてを教えることにしました。 そんなわけで、祭司の一人がベテルに帰り、バビロンからの移住者に、神様を礼拝する方法を教えました。

29.  それでも、移住者たちは、同時にめいめいの神をも拝んだのです。 神の像は自分たちが住む町の近くにある、丘の上の礼拝所に安置しました。 

30. バビロンから来た人々はスコテ・ベノテ神、クテから来た人々はネレガル神、ハマテから来た人々はアシマ神というぐあいにです。 

31. アワ人はニブハズ神とタルタク神の像を拝み、セファルワイムから来た人々は、アデラメレク神とアナメレク神の祭壇に、わが子を火で焼いてささげました。

32.  彼らは、一方ではイスラエルの神様を礼拝し、他方では同僚の中から祭司を任命して、丘の上の祭壇でいけにえをささげさせました。 

33. このように、いぜんとして、出身国の宗教慣習を守り続けていたのです。 

完全な章を読みます 列王紀下 17