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列王紀下 14:1-13 リビングバイブル (JLB)

1.  イスラエルのヨアシュ王の即位後二年目に、アマツヤがユダの王となりました。 

2. 時にアマツヤは二十五歳で、二十九年間エルサレムで治めました。 母親はエホアダンといい、エルサレム出身でした。 

3. 彼は先祖ダビデほどではありませんでしたが、神様の目にかなった良い王で、父ヨアシュのように振る舞いました。 

4. それでも、丘の上の礼拝所だけは取り除かなかったので、国民は相変わらず、そこでいけにえをささげたり、香をたいたりしていました。

5.  王国をしっかり掌握すると、王は父を暗殺した者たちを殺しました。 

6. しかし、その子供たちまでは殺しませんでした。 神様がモーセの法律で、こう命じておられたからです。 「父親が子供のために殺されてはならないし、子供が父親の罪によって殺されてもならない。 だれでも、自分の罪を償わなければならない。」 

7. ある時、王は塩の谷で、一万ものエドム人を殺しました。 また、セラを占領して、ヨクテエルと名を変えました。 今でも、そう呼ばれています。

8.  ある日、アマツヤ王は、エホアハズの子でエフーの孫にあたる、イスラエルのヨアシュ王に使者を送り、戦いをしかけました。

9.  ところが、ヨアシュ王は相手にしませんでした。 「レバノンのあざみがレバノンの大きな杉の木に、『娘さんを息子の嫁にくれないか』と言っていると、通りかかった野獣があざみを踏みつけてしまったそうだ。 

10. どうも、エドムを撃破したことで、鼻を高くしておられるようですな。 だが、悪いことは言わんから、得意になるのはそれくらいにして、家に引っ込んでいなさい。 わざわざ事をかまえて、わが身とユダに災いをもたらすこともないでしょう。」

11.  ところが、アマツヤ王はこれを無視したのです。 そこで、イスラエルのヨアシュ王も軍隊を召集しました。 いよいよユダの町ベテ・シェメシュで、戦いの火ぶたが切られると、 

12. ユダ軍はさんざんな負けいくさです。 ほうほうのていで逃げ帰るしかありません。 

13. アマツヤ王は捕らえられ、イスラエル軍がエルサレムに進軍しました。 そして、城壁をエフライムの門から隅の門まで、約二百メートルにわたってこわしました。 

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