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列王紀下 10:1-13 リビングバイブル (JLB)

1.  それから、エフーはサマリヤの町の役人と、そこに住んでいるアハブ王の七十人の子供の養育係りに、手紙を書きました。

2-3. 「この手紙を読んだら、いちばん優秀な子を王に立て、アハブ王家のために戦う準備をするがいい。 戦車も馬も、城壁のある町も武器も十分ある。」

4.  しかし彼らには、そんなことをする勇気などありませんでした。 「二人の王でさえ、この人に立ち向かえなかった。 私たちにできるはずがない」と、しりごみするばかりです。

5.  そこで宮内長官と町の最高責任者は、役人や養育係りと相談して、エフーに使者を立て、次のように答えました。「エフー様、私どもはあなた様のしもべですから、ご命令どおり何でもいたします。 アハブのお子ではなく、あなた様を私たちの王と仰ぎ、忠誠を尽くします。」

6.  エフーはさっそく返書を送りました。 「もし私の味方となり、私に忠誠を尽くすつもりなら、主君の子供らの首を、あすの今ごろ、イズレエルの私のもとへ持って来るように。」アハブ王の子供七十人は、サマリヤの町の重だった人たちの家に住み、幼いころから、この町で育てられていたのです。 

7. 手紙が届くと、子供たちはみな殺され、首は幾つかのかごに入れられて、イズレエルにいるエフーのもとへ送り届けられました。 

8. 使者がエフーに、王の子供の首が届けられたと伝えると、エフーは、首を二山に分けて門の入口に積み重ね、翌朝まで置いておけと命じました。

9-10. 朝になると、エフーは出て行って、その回りに集まっていた人々に言いました。 「皆さんには落度はありません。 私が主君に陰謀を企て、主君を殺したのです。 しかし、この子供たちを殺したのは、私ではなく、神様です。 神様がお語りになることは、きっとそのとおりになります。 アハブ王の子孫はこうなると、神様はそのしもべエリヤによって、はっきり告げておられたのです。」

11.  エフーは、イズレエルに残っていたアハブ王の家族を、重立った家来、親友、おかかえの祭司と同じく、みな殺しました。 とにかく王と親しい関係にあった者で生き残った者は、一人もありません。

12. このあと、エフーはサマリヤに向かいましたが、途中で、羊飼いの宿舎に一泊しました。 

13. その時、ユダのアハズヤ王の身内の者に出会いました。「どなたですか」と尋ねると、「アハズヤの身内の者です。 王のお子と、王母イゼベル様のお子に会いに、サマリヤへ行くところです」という返事です。

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