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列王紀上 2:23-24-41 リビングバイブル (JLB)

23-24. 王は激しく怒りました。 「反逆を企てたアドニヤをこの日のうちにしまつしなかったら、神様が私を打ち殺してくださるように! 父上の王座を私に与え、約束どおり王国を確立してくださった神様にかけて、このことを誓っておく。」

25.  王から、アドニヤを処刑する役を仰せつかったベナヤは、剣でアドニヤを殺しました。

26.  それから王は、祭司エブヤタルに命じました。 「アナトテの実家へ帰れ。 おまえも殺されて当然だが、今は、そうしたくない。父が王位にあった時、おまえはいつも神の箱をかつぎ、父と苦難を共にしてきたからだ。」

27.  エブヤタルは祭司職から追放されました。 シロでエリの子孫に下った神様の宣告が、こうして実現したのです。

28.  アブシャロムの反乱には加わりませんでしたが、アドニヤの反乱には手を貸したヨアブは、アドニヤが殺されたと聞くと、神の天幕に逃げ込み、祭壇の角にしがみつきました。 

29. 報告を受けた王は、ベナヤにヨアブの処刑を命じたのです。

30.  ベナヤは天幕に入り、「陛下が、出て来るようにと仰せだ!」と声をかけました。ヨアブは、「いやだ。 ここで死なせてくれ」と応じません。ベナヤは帰って、王に指示を仰ぎました。

31.  「では、彼が言うとおりにせよ。 祭壇のそばでヨアブを殺し、葬るがよい。 こうして、ヨアブの殺人の罪を、私と父の家から取り除くのだ。 

32. 彼よりりっぱな二人の人を殺した責任は、すべて彼にある。 父上は、イスラエルの最高司令官アブネルと、ユダの最高司令官アマサの死には、全くかかわりがなかった。 

33. ヨアブとその子孫は、この殺人の罪を永久に負わなければならない。 どうか神様が、ダビデとその子孫には、この二人の死について全く責任がないことを、明らかにしてくださるように。」

34.  ベナヤは天幕へ引き返してヨアブを殺し、荒野にある彼の家の近くに葬りました。

35.  王はベナヤを最高司令官に任命し、また、ツァドクをエブヤタルに代わる祭司としました。

36-37. さらに、シムイを呼び寄せて、こう申し渡しました。 「このエルサレムに家を建てて住み、町の外へは一歩も出るな。 町を出てキデロン川を渡ったら、いのちはないものと思え。 それでおまえが死んでも、責任は負わんぞ。」

38.  「よくわかりました。 おっしゃるとおりにいたします。」 シムイは、言われたとおりエルサレムに住みつきました。

39.  ところが、それから三年後、シムイの奴隷が二人、ガテの王アキシュのもとへ逃亡したのです。 そのことを聞くと、 

40. シムイはすぐろばに鞍をつけ、アキシュ王に会おうと、ガテへ向かいました。奴隷は見つかり、エルサレムへ連れ戻されました。

41.  シムイがエルサレムを離れてガテへ行き、また戻って来たことは、ソロモン王の耳にも入りました。 

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