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列王紀上 19:12-21 リビングバイブル (JLB)

12. 地震のあとに火が燃えましたが、火の中にも、神様はおられませんでした。 火のあとに、ささやくような優しい声が聞こえてきました。 

13. エリヤはこれを聞くと、顔を外套でおおい、ほら穴の入口に立ちました。すると、「エリヤ、なぜ、ここにいるのか」という声が聞こえました。

14.  「私は天の軍勢の主である神様のために、骨身を惜しまず働いてきました。 それなのに、人々は契約を破って祭壇をこわし、私以外の神の預言者を一人残らず殺しました。 そして今、私まで殺そうとしています。」

15.  「さあ、ダマスコに通じる荒野の道へ引き返せ。 ダマスコに着いたら、ハザエルに油を注いで、シリヤの王とせよ。 

16. それから、ニムシの子エフーに油を注いで、イスラエルの王とせよ。 また、アベル・メホラ出身のシャファテの子エリシャに油を注いで、おまえに代わる預言者とせよ。 

17. ハザエルの手から逃げる者は、エフーに殺され、エフーの手から逃げる者は、エリシャに殺される。 

18. それに、イスラエルには、バアルにひざをかがめず、口づけしない者が、七千人いることを忘れるな。」

19.  エリヤは出かけて行き、十二くびきの牛で畑を耕している、エリシャを見つけました。 彼は最後の十二番目のくびきのところにいました。 エリヤはつかつかと近寄ると、外套を彼の肩に投げかけ、また歩きだしました。

20.  エリシャは牛をそのままにして、エリヤのあとを追いかけ、「まず、父と母に別れのあいさつをさせてください。 それから、お伴をします」と言いました。「行って来なさい。 なぜ、そんなに興奮しているのです。」

21.  こう言われて、エリシャは引き返し、農耕用の牛を殺し、鋤の柄をたきぎにして、肉をあぶりました。 そのごちそうを家族ともども楽しんでから、エリヤについて行き、仕えました。

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