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列王紀上 16:1-12 リビングバイブル (JLB)

1.  そのころ、預言者エフーによって、バシャ王に神様からのきついお達しがありました。

2.  「わたしはおまえに特別に目をかけて、イスラエルの王とした。 ところがおまえは、ヤロブアムの悪い手本に習い、わたしの国民に罪を犯させた。 だから、わたしは怒っている! 

3. わたしはヤロブアムとその子孫を滅ぼしたように、おまえも家族も滅ぼす。 

4-7. おまえの家族で、この町の中で死ぬ者は犬に食われ、野で死ぬ者は鳥の餌食になる。」このお告げがバシャ王とその家族に伝えられたのは、王が悪事を重ねて、神様の怒りを引き起こしたからです。 ヤロブアム王の子孫は罪を犯したために滅ぼされたというのに、バシャ王もまた、同じように悪に走ったのです。 バシャ王は死んで、ティルツァに葬られました。バシャ王のその他のことについては、『イスラエル諸王の年代記』に記録されています。

8.  バシャの子エラは、ユダのアサ王の即位後二十六年目に、ティルツァで王位につきました。 しかし、彼の在位期間はわずか二年でした。 

9. 王の戦車隊の半分を指揮する将軍ジムリが、謀反を企てたからです。 ある日、エラ王は、首都ティルツァにある宮内長官アルツァの家で、ほろ酔いきげんになっていました。 

10. ジムリは家に入って王に近づき、いきなり、王をなぐり殺したのです。 この事件が起こったのは、ユダのアサ王の即位後二十七年目のことでした。 そのあとジムリは、自分が新しい王だと宣言しました。

11.  ジムリは王になると、すぐさまバシャ王の一族を、子供はもちろん遠い親せきや友人までも、一人残らず殺してしまったのです。 

12. こうして、神様が預言者エフーに予告させたことが実現しました。 

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