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列王紀上 12:18-32-33 リビングバイブル (JLB)

18. 王はユダ部族以外からも労働者を集めようと、監督のアドラムを派遣しました。 すると、イスラエルの人々は、アドラムに石を投げつけ、殺してしまったのです。 同行した王は、戦車に乗り込み、やっとの思いでエルサレムへ逃げ帰りました。 

19. こうしてイスラエルは、今に至るまでダビデ王朝に背くことになりました。

20.  イスラエル国民は、ヤロブアムがエジプトから戻ったと知ると、国民大会に呼んで、彼を王にしました。 ただし、ユダ部族〔ベニヤミン部族も含む〕だけは、ダビデ王朝に仕えたのです。

21.  レハブアム王はエルサレムに帰ると、ユダとベニヤミンの部族の体格のよい男子を残らず召集し、十八万の特別攻撃隊を編成しました。その兵力でイスラエルの残りの十部族と戦い、力ずくで、自分が王であることを認めさせようとしたのです。 

22. ところが、神様は預言者シェマヤに、次のように言い含めました。

23-24. 「ユダの王、ソロモンの子レハブアムと、ユダとベニヤミンの全住民とに、こう言え。 兄弟であるイスラエルと戦ってはならない。 今回の出来事は、わたしの意にかなっているのだから、解散してめいめいの家に帰れ。」 人々は、命じられたとおり、家に帰って行きました。

25.  ヤロブアムは、エフライムの山地にシェケムの町を再建し、そこを首都にしました。 のちに、ペヌエルも再建しました。 

26. さて、ヤロブアムは考えました。 「うっかりしては、いられんぞ。 国民は、ダビデの子孫を王にしたい、と考えるかもしれないからな。 

27. 神殿でいけにえをささげるためにエルサレムへ行けば、どうしても、レハブアム王に親しみを覚えるだろう。 そうなれば、私を殺し、レハブアムを王にせんとも限らん。」

28.  そこで王は、家来の助言を入れて金の子牛を二つ作り、国民に通告しました。 「わざわざエルサレムへ、礼拝に出かけるのはたいへんだ。 これからは、この二つの像を、おまえたちをエジプトから助け出した神として、あがめるように。」

29.  金の子牛の一つはベテルに、もう一つはダンに置くことになりました。 

30. これは偶像礼拝ですから、もちろん大きな罪です。 

31. 王は山の上に礼拝所を建て、祭司階級のレビ部族でない人々から、祭司を任命しました。 

32-33. それから自分かってに、仮庵の祭りを、毎年十一月の初めにベテルで行なうことにしました。 これは、エルサレムでの例祭にならったものです。 王が自ら、ベテルの子牛像のために祭壇でいけにえをささげ、香をたきました。 なお、王はこのベテルで、山の上の礼拝所で仕える祭司を任命しました。

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