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列王紀上 12:11-26 リビングバイブル (JLB)

11. なるほど、父は過酷な取り立てをしたが、私はもっと過酷に取り立てるぞ。 父はむちで懲らしめたが、私はさそりを使って痛い目に会わせてやる』と。」

12.  三日後にまたやって来たヤロブアムの一行に、 

13-14. 新しい王は荒々しく答えました。 長老たちの助言を無視し、若者たちの言ったとおりにし、 

15. 人々の要求を蹴ったのです。 神様がそう仕向けたからです。 こうなったのは、いつかシロ出身の預言者アヒヤによってヤロブアムに約束されたことが、実現するためでした。

16-17. 人々は、王が言い分を聞き入れないのを知ると、大声で叫びました。 「もう、ダビデ王家に用はない。 さあ、国へ帰ろう。 レハブアムは、自分の部族だけの王になればいいのだ。」イスラエル国民は、レハブアムを王と認めたユダ部族を除いて、みな彼を見限ったのです。 

18. 王はユダ部族以外からも労働者を集めようと、監督のアドラムを派遣しました。 すると、イスラエルの人々は、アドラムに石を投げつけ、殺してしまったのです。 同行した王は、戦車に乗り込み、やっとの思いでエルサレムへ逃げ帰りました。 

19. こうしてイスラエルは、今に至るまでダビデ王朝に背くことになりました。

20.  イスラエル国民は、ヤロブアムがエジプトから戻ったと知ると、国民大会に呼んで、彼を王にしました。 ただし、ユダ部族〔ベニヤミン部族も含む〕だけは、ダビデ王朝に仕えたのです。

21.  レハブアム王はエルサレムに帰ると、ユダとベニヤミンの部族の体格のよい男子を残らず召集し、十八万の特別攻撃隊を編成しました。その兵力でイスラエルの残りの十部族と戦い、力ずくで、自分が王であることを認めさせようとしたのです。 

22. ところが、神様は預言者シェマヤに、次のように言い含めました。

23-24. 「ユダの王、ソロモンの子レハブアムと、ユダとベニヤミンの全住民とに、こう言え。 兄弟であるイスラエルと戦ってはならない。 今回の出来事は、わたしの意にかなっているのだから、解散してめいめいの家に帰れ。」 人々は、命じられたとおり、家に帰って行きました。

25.  ヤロブアムは、エフライムの山地にシェケムの町を再建し、そこを首都にしました。 のちに、ペヌエルも再建しました。 

26. さて、ヤロブアムは考えました。 「うっかりしては、いられんぞ。 国民は、ダビデの子孫を王にしたい、と考えるかもしれないからな。 

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