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出エジプト記 16:11-12-24 リビングバイブル (JLB)

11-12. 神様はモーセに命じました。 「皆の不平は確かに聞いた。 わたしの返事はこうだ。 『夕方には肉を、朝にはパンを欲しいだけ食べさせよう。 これによって、わたしがおまえたちの神、主であることを知れ。』」

13.  その夕方、おびただしい数のうずらが飛んで来て、野営地中うずらだらけになりました。 明くる朝、テントの回りの砂漠に露が降り、 

14. 露が消えると、あとには霜のような小さな薄片が残りました。 

15. 人人はそれを見て、「いったいこれは何だ?」と口々に言い合うのでした。そこで、モーセが説明しました。 「これが神様の下さった食べ物だ。 

16. みんな一人につき三・六リットルの割で、家族に必要なだけ集めなさい。」

17.  人々は外へ出てそれを集めました。 

18. 集めたものを三・六リットルますで量ると、ちょうど一人当たり三・六リットルずつあって、皆に十分行き渡りました。 たくさん集めた者も余さず、少ししか集めなかった者も足りないことはないのです。 どの家族にも、ちょうど必要なだけありました。

19.  「翌日まで残しておいてはいけない。」 モーセはきつく注意しました。

20.  ところが中には、やはり言うことを聞かない者もいて、明くる朝まで残しておくのでした。 けれどもそういうパンは朝になると、虫がついて、ひどいにおいがしています。 モーセは、言いつけを守らない者をしかりつけました。 

21. こうして人々は毎朝、それぞれ家族の人数に応じて必要なだけ集めました。 日がのぼって日ざしがだんだん強くなると、それは溶けて消えてしまうのです。 

22. 六日目には、ふだんの二倍集めました。 七・二リットルずつです。 どうして、六日目だけ二倍なのでしょう。 指導者たちは不思議に思い、モーセにわけを尋ねました。

23.  モーセはこう説明しました。 「神様が、その翌日を特別な休息の日と定められたからだ。 その日は一日、神様のことだけを考えて過ごし、日常の仕事はいっさい休まなければならない。 だから、きょうのうちに、あすの分まで料理しておきなさい。」 

24. 今度は、次の朝になっても、虫もつかず、悪いにおいもなく、少しもいたんでいませんでした。 

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