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出エジプト記 13:9-22 リビングバイブル (JLB)

9. 毎年この一週間を記念することによって、自分たちが神様の特別な国民であることを確認する。 言ってみれば、神様のものだというしるしに、神様があなたがたの手や額に焼き印を押すようなものだ。

10.  それで、この出来事を毎年一月半ばに祝わなければならない。 

11. 神様がずっと昔、先祖たちに約束した地、今カナン人が住んでいる地に導いてくださったあかつきには、 

12. どの家の長男も、どの家畜の初子も、それが雄であれば、みな神様のものだということを忘れてはならない。 みな神様にささげなさい。 

13. ろばの初子の場合は、身代わりに子羊や子やぎをささげることができる。 つまり、神様から買い戻すのだ。 そうしない場合は、ろばは殺す。 しかし人間の場合、長男は必ず買い戻さなければならない。

14.  子供たちが、『これはどういう意味?』と聞いたら、こう教えなさい。 『神様がすばらしい奇蹟を行なって、私たちを奴隷生活から救い出してくださったのだよ。 

15. エジプト王はなかなか行かせてくれなかった。 それで神様はエジプト中の家の長男と家畜の初子をみな殺した。 だから私たちもこうして、最初の男の子は家畜も含めて、すべて神様にささげるのだよ。 ただ人間の場合は、いけにえにするわけにいかないので、必ず買い戻すがね。』 

16. もう一度言う。 この祭りを守ることによって、あなたがたが神様の国民であることがはっきりする。 神様の焼き印が額に押されるのと全く同じことだ。祭りを守ることによって、神様の偉大な力でエジプトから救い出された思い出を、新たにするのだ。」

17-18. こうしてついに、王はイスラエル人を行かせることになったのです。さて、エジプトから約束の地へ行くには、ペリシテ人の地を通るのがいちばん近道でしたが、神様は別の道を通るようになさいました。 道中ずっとペリシテ人と戦うのは、つらいことです。 エジプトを出るとき一応武装はしていましたが、人々はがっかりして、またエジプトへ帰ってしまうかもしれません。 そこで紅海を通る荒野の道へ行かせたのです。

19.  モーセはヨセフの遺骨を持って出ました。 神様のお力によってエジプトから救い出される時には必ず持って行くようにと、ヨセフが神様の前で、イスラエル(ヤコブ)の息子たちに約束させたからです。 この日がくることを、ヨセフは確信していたのです。

20.  一行はスコテを出たあと、荒野のはずれにあるエタムに野営しました。 

21. 神様の計らいで、昼間は雲の柱、夜は火の柱が現われ、進む道をはっきり示してくれます。 おかげで、昼でも夜でも旅を続けることができました。 

22. この雲と火は、その後ずっと、見えなくなることはありませんでした。

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