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出エジプト記 13:3-16 リビングバイブル (JLB)

3.  モーセは人々に言いました。 「この日こそ、永遠に記念すべき日、エジプトの奴隷の鎖から解放された日だ。 神様がすばらしい奇蹟を起こして救い出してくださったのを、忘れないようにしよう。だから、毎年この出来事を記念して祭りを祝う時には、イースト菌を使ってはならない。 

4-5. 毎年、一月半ば(太陽暦の三月末)のこの日を、エジプト脱出の記念日としよう。 きょうから、神様があなたがたを、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ヒビ人、エブス人の国、つまり先祖たちに約束された、『乳と蜜の流れる』国へ導いてくださるのだ。 

6-7. 七日間は、イースト菌抜きのパンしか食べてはならない。 イスラエル国内ではどこでも、家の中にイーストがあってはならない。 そして、七日目に神様のための祭りを盛大に祝う。

8.  毎年その祭りのたびに、子供たちに祝いの意味を説明しなさい。 エジプトを脱出する時、神様がどんなすばらしいことをしてくださったかを記念する祭りだからだ。 

9. 毎年この一週間を記念することによって、自分たちが神様の特別な国民であることを確認する。 言ってみれば、神様のものだというしるしに、神様があなたがたの手や額に焼き印を押すようなものだ。

10.  それで、この出来事を毎年一月半ばに祝わなければならない。 

11. 神様がずっと昔、先祖たちに約束した地、今カナン人が住んでいる地に導いてくださったあかつきには、 

12. どの家の長男も、どの家畜の初子も、それが雄であれば、みな神様のものだということを忘れてはならない。 みな神様にささげなさい。 

13. ろばの初子の場合は、身代わりに子羊や子やぎをささげることができる。 つまり、神様から買い戻すのだ。 そうしない場合は、ろばは殺す。 しかし人間の場合、長男は必ず買い戻さなければならない。

14.  子供たちが、『これはどういう意味?』と聞いたら、こう教えなさい。 『神様がすばらしい奇蹟を行なって、私たちを奴隷生活から救い出してくださったのだよ。 

15. エジプト王はなかなか行かせてくれなかった。 それで神様はエジプト中の家の長男と家畜の初子をみな殺した。 だから私たちもこうして、最初の男の子は家畜も含めて、すべて神様にささげるのだよ。 ただ人間の場合は、いけにえにするわけにいかないので、必ず買い戻すがね。』 

16. もう一度言う。 この祭りを守ることによって、あなたがたが神様の国民であることがはっきりする。 神様の焼き印が額に押されるのと全く同じことだ。祭りを守ることによって、神様の偉大な力でエジプトから救い出された思い出を、新たにするのだ。」

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