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出エジプト記 12:2-21 リビングバイブル (JLB)

2. 「これからは今月がユダヤの一月(太陽暦の三月中旬から四月中旬)、暦の中で一番たいせつな月となる。 

3-4. そこで、イスラエル人全員にこう布告しなさい。 毎年この月の十日に、家族ごとに子羊を一頭用意しなければならない。 家族が小人数の時は、近所の小人数の家族と分け合ってもよい。 家族の人数によってどうするか決めるのだ。 

5. 用意するのは羊か山羊の一歳の雄で、傷のないものでなければならない。

6.  まず、この月の十四日の夕方に子羊を殺す。 

7. 次に、その血を家々の戸口の両わきの柱とかもいに塗る。 血は、その家で食べる子羊のものを使うこと。 

8. その夜は家族全員で、丸焼きにした子羊の肉を、イースト菌抜きのパン、苦味のある野草といっしょに食べなければならない。 

9. 肉は生で食べたり煮たりするのではなく、必ず焼くこと。 頭、足、心臓、肝臓もつけたまま丸焼きにするのだ。 

10. どの部分でも、翌日まで残しておいてはならない。 夜のうちに食べきれなかったら、残りは焼いてしまえ。

11.  長い旅に備えて旅仕度のまま食べるように。 靴をはき、杖を持ったまま急いで食べる。 以後これを『主の過越の祭り』と呼ぶのだ。 

12. 今夜わたしがエジプトを通り過ぎ、国中の家々の長男と家畜の初子とを殺し、エジプトの神々にさばきを下すからだ。 わたしは主である。 

13. 戸口の柱に塗った血は、わたしに従うという証拠だ。 エジプトの地を打つ時も、血が塗ってある家は過ぎ越す。 その家の子供は安全だ。

14.  この夜の重大な出来事を忘れないために、毎年、記念の祭りを祝わなければならない。 これは永遠に変わらない決まりだ。 

15. 祭りの期間は七日間、その間はイースト菌抜きのパンしか食べてはならない。 この規則を破る者は、だれであろうとイスラエルから除名される。 

16. 祭りの一日目と七日目に、全イスラエル人のために特別な集会を開く。 その日は、食事の準備以外はどんな労働もしてはならない。

17.  この『種なしパンの祭り』を毎年行ない、いつも今日という日を、わたしがおまえたちをエジプトから救い出した日として記念せよ。子々孫々、この日を例祭としなければならない。 これは法律だ。

18. この月の十四日の夕方から二十一日の夕方まで、イースト菌抜きのパンしか食べてはならない。 

19. この七日間、イーストの一かけらも家にあってはならない。 その間にイースト菌の入ったものを食べた者はだれでも、イスラエル人の社会から追放される。 同じ規則は、いっしょに住んでいる外国人にも適用される。 イスラエルに生まれた者と全く同じである。 

20. もう一度くり返す。 この期間中はイースト菌を使ったものを食べてはならない。 どこにいても、イースト菌を入れないパンだけを食事に出しなさい。」

21.  モーセは、イスラエルの長老全員を呼び集めて言いました。 「さあ、群れの中から子羊を取って来なさい。 一家族に一頭、小人数の場合は数家族に一頭ずつだ。 そして、神様があなたがたを手にかけないで過ぎ越してくださるように、その羊を殺しなさい。 

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