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伝道の書 7:2-15-17 リビングバイブル (JLB)

2. 宴会に顔を出すより、葬式に列席するほうが得です。 私たちはやがて死ぬ運命にあるのですから、まだ生きているうちに、死について考えるのは良いことです。 

3. 悲しみは笑いよりまさっています。 悲しみは、私たちの心から不純物を取り除く効果があるからです。 

4. りこうな人は死についてじっくり考えますが、ばか者は今どうしたら愉快に過ごせるかだけを考えます。

5.  ばか者からちやほやされるより、りこうな人から痛烈な批評を受けるほうがましです。 

6. ばか者のお世辞は、火にくべた紙切れのように、何の役にも立ちません。 そんなものに心を動かすとは、ばかもいいところではありませんか。

7.  りこうな人でも、わいろによってばか者になります。 わいろは人の判断力を麻痺させるからです。

8.  物事の終わりは初めよりまさっています。 忍耐は高慢に勝ちます。 

9. 短気を起こしてはいけません。 短気はばか者の特徴です。

10.  過ぎ去った昔の栄光に未練を残してはいけません。 ほんとうに昔が今より良かったかどうか、わからないからです。

11.  りこうになることは、金持ちになると同じくらい価値があります。 いや、それ以上です。 

12. 知恵からでも金銭からでも、利益をあげることができます。 しかし、りこうになることのほうが、多くの利点があります。

13.  神様のなさることに目を留め、それに従いなさい。 自然界の道理を敵に回してはいけません。 

14. 順境の時には、できるだけ楽しみなさい。 逆境が訪れたら、神様は与えると同時に取り上げる方だと知りなさい。 こうしてすべての人が、この世ではあらゆるものが空しいと悟るのです。

15-17. 私は、このばかげた人生のすべてを見てきました。 善人が若死にし、悪人がうんと長生きすることだってあるのです。 だから、正しすぎるのも困るし、りこうすぎても困るわけです。 極端に走って自滅してはいけません。 一方、悪人になりすぎるのも問題だし、ばか者になるのも考えものです。 天寿を全うする前に死んではいけません。

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