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レビ記 10:6-20 リビングバイブル (JLB)

6.  それからモーセは、アロンと残る二人の息子エルアザルとイタマルに言いました。 「気をしっかり持て。 このことを悲しんではいけない。 髪を乱したり、服を引き裂いたりして嘆くなど、もってのほかだ。 そんなことをしたら、おまえたちまで神様に殺されてしまう。 そうなれば、神様の怒りは全国民に下るだろう。 ほかの者が、神様の下された恐るべき火のことで、ナダブとアビフのために嘆き悲しむのはかまわない。 

7. だが、おまえたちはだめだ。 たとい家族の者が神様の罰を受けて死んだ時でも、天幕を離れてはならない。特別に神様の油を注がれた者だからだ。」 彼らは命令どおりにしました。

8-9. 今度は、神様はアロンに命じました。 「天幕に入る時は、ぶどう酒や強い酒を飲んではならない。 さもないと死ぬ。 おまえだけではない。 息子たちも同じだ。 このおきては、末代までも守らなければならない。 

10. 人々に代わって正しい判断を下すことが、おまえたちの務めだからだ。 神聖なものと俗なもの、きよいものと汚れたものの区別を示し、 

11. わたしがモーセに与えた法律を教えなさい。」

12.  このあとモーセは、アロンとエルアザル、イタマルの三人に言いました。 「祭壇で焼いて神様にささげる穀物の供え物は、必ずイースト菌の入らないものとし、一つかみだけささげる。 残りは祭壇のそばで食べなさい。 ささげ物は最も神聖なものだから、 

13. 聖所の神聖な場所で食べなければならない。 それは、火で焼くささげ物のうち、あなたがたの取り分だ。 そう神様から命じられた。 

14. ただし、揺り動かしてささげる胸とももは、聖所でなくとも、きよい場所ならどこで食べてもかまわない。 家族全員が食べられるものだ。 人々がささげる和解のいけにえのうち、これだけはあなたがたがもらえる。

15.  脂肪を焼く時、人々は取り分けてあるももと胸を、神様の前で揺り動かしてささげる。 そのあとで、あなたと家族がもらう。 神様がそうお命じになったのだ。」

16.  こう言うと、モーセは罪が赦されるためのいけにえ用の山羊を捜しましたが、どこにも見つかりません。 すでに焼いてしまったのです。 このことで、モーセはエルアザルとイタマルとをしかりつけました。

17.  「なぜ罪が赦されるためのいけにえを聖所で食べなかった。 それは最も神聖なもので、全国民の罪悪を取り除くために、神様の前でその償いをさせようと、神様が下さったものじゃないか。 

18. その血は聖所の中へ持って行かなかった。 だから、そこで食べなければならない。 ちゃんとそう言っておいたはずだぞ。」

19.  その時、アロンが中へ割って入りました。 「まあまあ、そんなにまで言わなくても……。 確かに二人は、罪が赦されるためのいけにえと完全に焼き尽くすいけにえをささげた。 だが、こんな日にいけにえの肉を食べても、神様はお喜びにならないだろう。」 

20. 言われてみればもっともです。 モーセも納得しました。

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