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ヨブ記 9:19-35 リビングバイブル (JLB)

19. 強くて正しいのは、この世に神様だけではないか。

20.  ところで、わしは正しいだろうか。 そうでないことは、自分がよく知っている。 たとい一点の非の打ちどころもないとしても、神様はわしに悪人のレッテルを張る。 

21. 完全に潔白でもだ。 だが、そんなはずはない。 ああ、自分で自分がわからない。 つくづく自分がいやになった。 

22. 潔白であるにせよ、悪人であるにせよ、神様にとっては同じことさ。 どちらにしても滅ぼすんだ。 

23. 神様は、罪のない者が災難に押しつぶされるのを見て笑う。 

24. 全地は悪者どもの手中にある。 神様は裁判官を明き盲にして、不公平な裁判を行なわせる。 そうするのが神様でないとしたら、いったいだれが張本人なのか。

25.  わしの一生は悲劇をはらんだまま、矢のように飛び去る。 

26. わしの歳月は船足の速い舟のように遠ざかり、獲物に襲いかかる鷲のように飛び去る。

27.  神様への不満を忘れ、悲しむのをやめて明るく振る舞おうとしても、 

28. 神様は今まで以上の悲しみを与えるばかりだ。 ああ神様。私にはわかっています。 あなたは私を有罪となさいます。 

29. 罪人扱いするに違いありません。 だから何を言ってもむだです。 

30. たとい、水晶のような水で体を洗い、灰汁で手の汚れをすっかり落としても、 

31. 神様は私をどぶに突き落とします。 そのため泥まみれになった着物でさえ、神様の目には、私よりきれいに見えるでしょう。

32-33. 神様は人間ではないので、私は自分を弁護することができません。もし神様が人間なら、同じ立場で話し合えるでしょう。 おまけに、私たちの間には仲裁人がいません。 仲を取り持つ者がいないのです。

34. これ以上、神様の刑罰の恐ろしさにおびえなくてすむよう、私を打ちたたくのを控えてください。 

35. そうすれば、遠慮なくお話しし、身の潔白を大胆に主張できるのです。

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