19-21. テマとシェバの隊商は、水を求めてそこに来るが、望みは無残にも砕かれる。 あんたへの期待も、同じように裏切られた。 わしを見てこわがり、後ずさりしたな。 救いの手を伸ばしてくれなかったな。
22. なぜだ。 これまで、一度でも頼み事をしたことがあるか。 あんたに物乞いしたことなんかないぞ。
23. 助けを仰いだこともな。
24. わしはただ、道理にかなった返事をしてほしいだけだ。 それが聞けたら、おとなしくしているさ。 教えてくれ。 いったいわしが、どんな悪いことをしたというんだ。
25-26. 真実を言われれば、だれでも胸に響くものだ。 ところが、あんたの批判にはまるで根拠がない。 一時の感情にかられ、やけを起こしたというだけで、わしを責めるのか。
27. それじゃあ、身寄りのないみなしごを傷つけ、友を売るのと同じじゃないか。