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ヨブ記 41:11-30 リビングバイブル (JLB)

11. わたしはだれにも借りがない。 天の下にあるものはみな、わたしのものだ。

12.  またレビヤタンには、手足と巨大な体にみなぎる、途方もない力がある。 

13. だれがその厚い皮をはぎ、重なり合ったうろこの間に入れるか。 

14. その鋭い歯は見るからに恐ろしい。 

15-17. ご自慢の、うろこがびっしり重なり合ったよろいは、密封してあって空気も通さず、どんな物もそれを刺し通せない。

18.  それがくしゃみすると、陽の光は霧ごしにいなずまのように光り、その目は火花のように輝く。 

19. 口は火を吐き、 

20. 鼻からは煙が出る。 かわいた藺草を燃やし、その上にかけた煮えたぎる釜から水蒸気が立ちのぼるように。 

21. その息は炭火をおこし、口から炎がほとばしる。

22.  首には途方もない力があり、行く先々でパニックを巻き起こす。 

23. やわらかな脂肪太りでなく、肉は堅くしまっている。 

24. 心臓は岩のように堅く、まるでひき臼のようだ。 

25. それが体を起こすと、勇者もおじけづき、恐怖に取りつかれる。 

26. 剣はおろか、槍や投げ槍、先のとがったもりも、その行く手をさえぎれない。 

27-28. 鉄もわらと変わらず、真鍮は腐った木のようだ。 矢もそれを追い払えず、投石器もわら同様に効き目がない。 

29. 棍棒も歯が立たず、それは飛んで来る投げ槍をあざ笑う。 

30. 腹は瀬戸物のかけらのように鋭いうろこでおおわれており、その巨体はローラーのように地面をならす。

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