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ヨブ記 30:6-21 リビングバイブル (JLB)

6. 足のすくむような谷の斜面、洞窟、岩場が、彼らの住みかとなる。 

7. やぶの中で獣のようにうめき、雨露をしのぐために、いら草の下に群がって体をすり寄せるのだ。 

8. この小わっぱどもも能なしになった。 彼らは水呑み百姓の子、世間から爪はじきにされた者の子だ。

9.  それなのにわしは今、彼らの下品な歌の材料となり、笑い草になった。 

10. 彼らはわしをさげすんで近寄らず、わしの顔に容赦なくつばを吐きかける。 

11. 神様がわしのいのちを危険にさらしたからだ。 若僧のくせに、わしに恥をかかせるだけじゃ足りず、今度はしたいほうだいのことを始めた。 

12. 野次馬根性よろしく、わしの揚げ足をとり、行く手に罠をしかける。 

13. わしの進む道をふさぎ、助ける者がだれもいないことを承知の上で、早く死ねとばかりに一気に攻め立てる。 

14. 四方八方から襲いかかり、倒れたわしを踏みつける。

15.  わしは今、恐ろしくてしかたがない。 こんな連中にまで軽べつされ、あれほどの繁栄も、強風に吹き払われる雲のように消えたのだ。 

16. これが嘆かずにおられようか。 昼は昼で気分が滅入り、 

17. 夜になればなったで、何もかもが物憂く、骨がけずりとられるような痛みがひっきりなしに走る。 

18. 夜通し悶々として寝返りをうつが、着物がからまってじゃまをする。 

19. 神様はわしを泥に投げ込んだので、まるでちりや灰のようになってしまった。

20.  ああ神様、私がどんなに叫んでも、あなたはお答えになりません。 あなたの前に立っても、そっぽを向いたままです。 

21. まるで血も涙もないかのように、本気で力まかせに私をいじめます。 

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