12. 神様は、天や星より高い所にいる偉大なお方だ。
13. ところが、あんたは言う。 『だから神様は、わしのしていることが見えないのだ。 暗やみごしに、正しいさばきなんかできやしない。
14. 黒雲に取り巻かれて、神様には何も見えやしないんだ。 神様は、はるかかなたの空の上を、のんびり散歩しているだけさ。』
15-16. 昔ながらの罪の道を歩いている者は若死にし、その人生の土台は押し流されることが、わからないのか。
17. そんな連中は神様に言った。 『神様、じゃまだからどいてくれ! あんたがいたって、何の役にも立ちゃしない。』
18. わしだったら、口が裂けてもこんなことは言わない。 彼らは、神様が良い物をいっぱい下さったことを忘れている。
19. そこで今度は、正しい者が悪者の滅びるのを眺める番だ。 潔白な者は悪者をあざけり笑う。
20. 彼らは口々に言う。 『見ろよ。 敵の最後の一人が火で滅ぼされたぞ。』
21. 神様に口答えするのはよしたまえ! いさぎよく仲直りしろよ。 そうしたら、気が楽になるぞ。 まちがっていたことを素直に認めれば、神様のいつくしみがある。