旧約聖書

新約聖書

ヨブ記 21:2-3-21 リビングバイブル (JLB)

2-3. 「わしの言い分をよく聞け。 とにかく、しゃべらせてくれ。 そのあとで、好きなだけあざけるがいいさ。

4.  人はどうでもいい。 わしは神様に文句があるんだ。 こんな状態じゃ、悩むのが当然だろう。 

5. まともにわしを見ろ。 どうだ、こわいか。 こわかったら、手を口にあてるがいい。 

6. わしでさえ、自分の姿を見ると恐ろしくなって身震いする。

7.  ほんとうのところ、悪者は天寿を全うし、名をあげ、羽振りをきかせている。 

8. 連中は子供が成長するまで長生きし、おまけに孫の顔まで見る。 

9. 家庭の心配事など一つもなく、平和そのものだ。 しかも、神様は彼らを罰しない。 

10. 家畜もどんどん増える。 

11. 快活な子供たちにも恵まれる。 

12-13. 毎日、歌と踊りで明け暮れ、財産家となり、倹約などどこ吹く風で、死ぬまで栄える。 

14. 神様を追い出し、神様にかかわるのはまっぴらごめんだと思っているのに、こうなる。

15.  彼らは大きな口をたたく。 『全能の神様だって? いったいだれのことだい。 だいたい、なぜ神様なんかに従わなきゃならんのかね。 たいしたご利益もないのに。』

16.  悪者がさわった物は、何もかも金になる! だが、そんな連中の顔など見たくもない。 

17. 悪者は何をしてもうまくいく。 一度だって災いに会わず、神様が悲しみ、怒る時には、彼らだけがお目こぼしにあずかる。 

18. 風が彼らをわらのように吹き飛ばし、嵐が運び去るだと? とんでもない。 彼らはびくともしないではないか。

19.  『だが神様は、少なくとも彼らの子供を罰する』と言うのか。 しかし、わしは納得できない。 罪を犯した当人を罰すべきで、子供は問題外だ! 当人が身をもって、刑罰の痛みを思い知るべきではないか。 

20. 自分が悪くて滅びを招いたのだから、全能者の怒りを、はらわたにしみるまで飲むべきだ。 

21. 死ねば、二度と団らんを楽しむこともできない。

完全な章を読みます ヨブ記 21