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ヨシュア記 7:15-26 リビングバイブル (JLB)

15. 神様のものを盗んだ者は、全財産もろとも、火で焼かれるがいい。 神の契約を破って、全イスラエルに災難をもたらしたからだ。』」

16.  翌朝はやく、ヨシュアは神様の前に、イスラエルの各部族を連れ出しました。 すると、ユダ部族に犯人がいることがわかったのです。

17. ついでユダの各氏族を進み出させると、ゼラフの氏族だとわかりました。 今度は、家族に分かれて神様の前に進み出たところ、ザブディの家族だということになりました。 

18. ザブディ家の男子が一人ずつ連れ出されると、ついに、犯人はザブディの孫アカンであると判明したのです。

19.  ヨシュアはアカンにただしました。 「よいか。 イスラエルの神様に栄光を帰すのだ。 ほんとうのことを白状しろ。 さあ、何をしたか、包み隠さず話せ。」

20.  「私はイスラエルの神様に対して、取り返しのつかない罪を犯しました。 

21. ちょっと見たら、バビロン産の美しい外套と、金の延べ棒と、銀とがあったんです。 銀は六万円もするだろうし、金のほうは十五万円の値打があると思いました。 すると、矢も盾もたまらず欲しくなりました。 それで、そいつを自分のテントの下に埋めたんです。 銀はいちばん深い所に隠しました。」

22.  さっそく人をやって、戦利品を捜させました。 テントへ駆けつけた面々は、アカンの供述どおり、隠してあった盗品を掘り出し、さらに深い所からは銀を見つけました。 

23. それらはすべてヨシュアのもとへ運ばれ、神様の前に並べられました。 

24. ヨシュアは全イスラエル人と共に、アカンをアコルの谷まで連れ出しました。 もちろん、盗んだ銀、外套、金の延べ棒、それに息子、娘、牛、ろば、羊、テントなど、全財産もいっしょです。

25.  ヨシュアはアカンに言い渡しました。 「どうして、われわれにこんな災難を招くようなことをしでかしたのだ。 今度は、神様がおまえをひどい目に会わせる番だ。」人々は彼とその家族を石で打ち殺し、死体を焼き、 

26. その上に石を高く積み上げました。 その石塚は現在も残っており、谷は、今もなおアコル〔災い〕の谷と呼ばれています。 こうして、ようやく神様の激しい怒りはおさまったのです。

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