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ヨシュア記 10:7-21 リビングバイブル (JLB)

7.  そこでヨシュアは、イスラエル軍を率いてギルガルを立ち、救援に向かいました。

8.  神様はヨシュアにお語りになりました。 「恐れることはない。すでに打ち負かしたも同然だ。 彼らを滅ぼすため、おまえの手に渡した。 一人としておまえに立ち向かえる者はいない。」

9.  ヨシュアはギルガルから夜通し行軍して、敵の連合軍に不意打ちをかけました。 

10. 神様が敵を大混乱に陥れたので、イスラエル軍はギブオンで大ぜい殺し、逃げる者を、ベテ・ホロンとアゼカとマケダまで追って倒しました。 

11. 敵がベテ・ホロンの丘を下って敗走する時、神様はアゼカへ至る道に大粒の雹を降らし続け、滅ぼしてしまいました。 事実、イスラエル軍が剣で殺した者よりも、雹に打たれて死んだ者のほうが多かったのです。

12.  イスラエル軍が敵を追いつめ、さんざん悩ましていた時のことです。 ヨシュアは大声で祈りました。 「太陽よ、ギブオンの上にとどまれ。 月よ、アヤロンの谷から動くな。」

13.  すると、太陽も月も、イスラエル軍が敵を全滅させるまで、じっとしていたではありませんか。 この出来事は『ヤシャルの書』にくわしく記されています。 太陽は、二十四時間ほど、天にとどまっていました。 

14. こんなことは、あとにも先にもありません。 この日、神様は一人の人の祈りを聞き入れ、太陽と月の動きをとどめてくださったのです。 結局、神様がイスラエルのために戦ってくださったというわけです。 

15. そののち、ヨシュアとイスラエル軍は、ギルガルの陣営に引き揚げました。

16.  例の五人の王は戦いの最中に逃げ出し、マケダのほら穴に身を潜めていました。 

17. その王たちが見つかったという知らせを受けたヨシュアは、 

18. ほら穴の入口を大きな石でふさぎ、番兵を立てて、中を見張るよう命じました。

19.  次に、その番兵を除く全軍に命じました。 「敵をどんどん追いつめ、しんがりから切って捨てよ。 みすみす生かして帰らせてはならん。 神様は敵を全滅させるために、力を貸してくださるからだ。」

20.  ヨシュアとイスラエル軍は、追撃の手を少しもゆるめず、五人の王の連合軍を皆殺しにしました。 ただ、ほんの一にぎりが生き残って、命からがら自分たちの町へ逃げ込んだということです。 

21. 一方イスラエル軍は、一人の兵士も失うことなく、マケダの陣営へと引き揚げたのです。 このことがあってから、あえてイスラエルに攻撃をしかけようとする者は、いなくなりました。

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