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ヨシュア記 10:10-28 リビングバイブル (JLB)

10. 神様が敵を大混乱に陥れたので、イスラエル軍はギブオンで大ぜい殺し、逃げる者を、ベテ・ホロンとアゼカとマケダまで追って倒しました。 

11. 敵がベテ・ホロンの丘を下って敗走する時、神様はアゼカへ至る道に大粒の雹を降らし続け、滅ぼしてしまいました。 事実、イスラエル軍が剣で殺した者よりも、雹に打たれて死んだ者のほうが多かったのです。

12.  イスラエル軍が敵を追いつめ、さんざん悩ましていた時のことです。 ヨシュアは大声で祈りました。 「太陽よ、ギブオンの上にとどまれ。 月よ、アヤロンの谷から動くな。」

13.  すると、太陽も月も、イスラエル軍が敵を全滅させるまで、じっとしていたではありませんか。 この出来事は『ヤシャルの書』にくわしく記されています。 太陽は、二十四時間ほど、天にとどまっていました。 

14. こんなことは、あとにも先にもありません。 この日、神様は一人の人の祈りを聞き入れ、太陽と月の動きをとどめてくださったのです。 結局、神様がイスラエルのために戦ってくださったというわけです。 

15. そののち、ヨシュアとイスラエル軍は、ギルガルの陣営に引き揚げました。

16.  例の五人の王は戦いの最中に逃げ出し、マケダのほら穴に身を潜めていました。 

17. その王たちが見つかったという知らせを受けたヨシュアは、 

18. ほら穴の入口を大きな石でふさぎ、番兵を立てて、中を見張るよう命じました。

19.  次に、その番兵を除く全軍に命じました。 「敵をどんどん追いつめ、しんがりから切って捨てよ。 みすみす生かして帰らせてはならん。 神様は敵を全滅させるために、力を貸してくださるからだ。」

20.  ヨシュアとイスラエル軍は、追撃の手を少しもゆるめず、五人の王の連合軍を皆殺しにしました。 ただ、ほんの一にぎりが生き残って、命からがら自分たちの町へ逃げ込んだということです。 

21. 一方イスラエル軍は、一人の兵士も失うことなく、マケダの陣営へと引き揚げたのです。 このことがあってから、あえてイスラエルに攻撃をしかけようとする者は、いなくなりました。

22-23. さてヨシュアは、部下に命じて、ほら穴の入口から石を取り除かせ、エルサレム、ヘブロン、ヤルムテ、ラキシュ、エグロンの五人の王を連れて来させました。 

24. そして、イスラエル軍の指揮官たちに、王たちの首に足をかけるよう命じ、 

25. こう言いました。 「恐れたり、失望したりするな。 雄々しく立ち、勇気を出せ。 神様は、すべての敵に、このようになさるからだ。」

26.  そうしてから、剣で五人の王を次々に突き刺し、死体を五本の木にかけて、夕方までさらしておいたのです。

27.  日が沈むころ、死体を木から降ろさせ、例のほら穴に投げ込めと命じました。 入口には石を山のように積み上げました。 その石の山は今も残っています。

28.  その同じ日に、ヨシュアはマケダの町を占領し、王と全住民を殺しました。 

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