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ヨエル書 2:6-21 リビングバイブル (JLB)

6. 迎える国民は、恐怖のあまり青ざめる。 

7. その兵士は歩兵のように突撃し、えり抜きの精兵のように城壁をよじ登る。 列を乱すことなく、まっすぐに進む。 

8. 互いに群がることもなく、整然と行進する。 どんな武器も、彼らをとどめることができない。 

9. たちまち町に殺到し、城壁をよじ登る。 また、窓から押し入る強盗のように、家々の壁をもよじ登る。 

10. 彼らの前で、地は揺れ動き、天も震え上がる。 太陽と月は光を失い、星も姿を消す。

11. 神様はひと声で、彼らを指揮する。 これは神の大軍で、そのご命令に従う。 神のさばきの日は、ほんとうに恐ろしい。 だれが、それに耐え得ようか。

12. それゆえ、神様はこうお語りになります。 「まだ、間に合うぞ。 さあ、わたしに立ち返れ。 全身全霊をわたしに傾けよ。 断食し、嘆き悲しみながら来い。 

13. 悪かったと心底から認め、衣を引き裂くのではなく、心を引き裂け。」 神様に立ち返れ。 神様は恵み深く、あわれみに富んでおられるからだ。 神様は親切で、むやみに怒ることもなく、あなたがたを何とか罰しないでおこうとしておられるのだ。

14. だれが知ろう。 もしかすると、神様は恐ろしいのろいをかけるのをやめ、あなたがたにそのまま祝福を下さるかもしれない。 以前と変わらず、神様に穀物やぶどう酒をささげることができるように、それらをいっぱい恵んでくださるかもしれない。

15. シオン(エルサルム)にラッパを吹き鳴らせ。 断食を呼びかけ、すべての人に聖なる集会のふれを出せ。 

16. 老人も、子供も、赤ん坊も、みな連れて来い。 花婿を寝室から、花嫁をその部屋から呼び出せ。

17. 神に仕える祭司たちは、人々と祭壇との間に立って、泣きながら祈るがいい。 「ああ神様、私たちをおこころにかけてください。 私たちは神様の国民ですから、異教徒の支配下に置かないでください。『彼らの神はどこにいるんだい? きっと弱くて、何もできないんだろうよ』などと、あざけられないようにしてください。」

18. これを聞いて、神様はかわいそうに思い、ご自分の地の名誉が傷つけられるのをいたく憤慨された。 

19. そして、このようにお答えになった。 「さあ、おまえたちが不自由しないように、たくさんの穀物とぶどう酒と油を送ろう。 もう決しておまえたちを、他国の物笑いの種にはさせない。 

20. 北から来る軍隊を立ち退かせ、遠くへ追いやる。 彼らはからからに乾いた荒れ地に退き、そこで死ぬ。 半分は死海に追いやられ、残りは地中海に押しやられる。 その死体の悪臭がこの地に満ちる。 おまえたちのために、すばらしい奇蹟を行なったのだ。」

21. 私の国民よ、恐れるな。 さあ、楽しみ喜べ。 神様が驚くべきことをしてくださったのだ。

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