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ヨエル書 2:15-32 リビングバイブル (JLB)

15. シオン(エルサルム)にラッパを吹き鳴らせ。 断食を呼びかけ、すべての人に聖なる集会のふれを出せ。 

16. 老人も、子供も、赤ん坊も、みな連れて来い。 花婿を寝室から、花嫁をその部屋から呼び出せ。

17. 神に仕える祭司たちは、人々と祭壇との間に立って、泣きながら祈るがいい。 「ああ神様、私たちをおこころにかけてください。 私たちは神様の国民ですから、異教徒の支配下に置かないでください。『彼らの神はどこにいるんだい? きっと弱くて、何もできないんだろうよ』などと、あざけられないようにしてください。」

18. これを聞いて、神様はかわいそうに思い、ご自分の地の名誉が傷つけられるのをいたく憤慨された。 

19. そして、このようにお答えになった。 「さあ、おまえたちが不自由しないように、たくさんの穀物とぶどう酒と油を送ろう。 もう決しておまえたちを、他国の物笑いの種にはさせない。 

20. 北から来る軍隊を立ち退かせ、遠くへ追いやる。 彼らはからからに乾いた荒れ地に退き、そこで死ぬ。 半分は死海に追いやられ、残りは地中海に押しやられる。 その死体の悪臭がこの地に満ちる。 おまえたちのために、すばらしい奇蹟を行なったのだ。」

21. 私の国民よ、恐れるな。 さあ、楽しみ喜べ。 神様が驚くべきことをしてくださったのだ。

22. 羊や牛の群れに、飢えを忘れさせよ。 牧場は再び緑におおわれる。 木々は実をつけ、いちじくやぶどうも豊かな実りをもたらす。

23. 喜べ、さあ、エルサレムの住民よ。 神様を喜びたたえよ。 神様が降らせてくださる雨は、赦しの確かなしるしだ。 春に雨が降るように、また秋にも雨が降る。 

24. 脱穀場の床には小麦がうず高く積まれ、圧搾機からはオリーブ油とぶどう酒があふれ出る。 

25. わたしは、いなご、――おまえたちを滅ぼすために送り込んだ軍勢――が食い尽くした作物を、返してやろう。 

26. 再び、おまえたちは欲しいだけ、食物を手に入れることができる。こんな驚くべきことをしてくださった神様を、ほめたたえよ。わたしは二度と、わたしの国民をこんな災いに会わせはしない。

27. おまえたちは、イスラエルの中にわたしが確かにいることを、また、わたしだけがおまえたちの神であることを知る。 わたしの国民は、二度とこのような打撃をこうむることはない。

28. 雨を降らせたあと、わたしの霊をおまえたちに注ぐ。 息子や娘は預言し、老人は夢を見、若者は幻を見る。 

29. 奴隷にも、男にも、女にも、同じようにわたしの霊を注ぐ。 

30. 地上にも大空にも、不思議なしるし、血や火や煙の柱を置く。

31. 神の大いなる恐るべき日がくる前に、太陽は暗くなり、月は血に変わる。

32. 神様の名を呼び求める者は、だれでも救われる。 神様が約束なさったように、エルサレムにも、幾人か難を逃れる者がいる。 神様が幾人かを選んで、生き残るようにしてくださったからだ。

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