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ヨエル書 2:11-28 リビングバイブル (JLB)

11. 神様はひと声で、彼らを指揮する。 これは神の大軍で、そのご命令に従う。 神のさばきの日は、ほんとうに恐ろしい。 だれが、それに耐え得ようか。

12. それゆえ、神様はこうお語りになります。 「まだ、間に合うぞ。 さあ、わたしに立ち返れ。 全身全霊をわたしに傾けよ。 断食し、嘆き悲しみながら来い。 

13. 悪かったと心底から認め、衣を引き裂くのではなく、心を引き裂け。」 神様に立ち返れ。 神様は恵み深く、あわれみに富んでおられるからだ。 神様は親切で、むやみに怒ることもなく、あなたがたを何とか罰しないでおこうとしておられるのだ。

14. だれが知ろう。 もしかすると、神様は恐ろしいのろいをかけるのをやめ、あなたがたにそのまま祝福を下さるかもしれない。 以前と変わらず、神様に穀物やぶどう酒をささげることができるように、それらをいっぱい恵んでくださるかもしれない。

15. シオン(エルサルム)にラッパを吹き鳴らせ。 断食を呼びかけ、すべての人に聖なる集会のふれを出せ。 

16. 老人も、子供も、赤ん坊も、みな連れて来い。 花婿を寝室から、花嫁をその部屋から呼び出せ。

17. 神に仕える祭司たちは、人々と祭壇との間に立って、泣きながら祈るがいい。 「ああ神様、私たちをおこころにかけてください。 私たちは神様の国民ですから、異教徒の支配下に置かないでください。『彼らの神はどこにいるんだい? きっと弱くて、何もできないんだろうよ』などと、あざけられないようにしてください。」

18. これを聞いて、神様はかわいそうに思い、ご自分の地の名誉が傷つけられるのをいたく憤慨された。 

19. そして、このようにお答えになった。 「さあ、おまえたちが不自由しないように、たくさんの穀物とぶどう酒と油を送ろう。 もう決しておまえたちを、他国の物笑いの種にはさせない。 

20. 北から来る軍隊を立ち退かせ、遠くへ追いやる。 彼らはからからに乾いた荒れ地に退き、そこで死ぬ。 半分は死海に追いやられ、残りは地中海に押しやられる。 その死体の悪臭がこの地に満ちる。 おまえたちのために、すばらしい奇蹟を行なったのだ。」

21. 私の国民よ、恐れるな。 さあ、楽しみ喜べ。 神様が驚くべきことをしてくださったのだ。

22. 羊や牛の群れに、飢えを忘れさせよ。 牧場は再び緑におおわれる。 木々は実をつけ、いちじくやぶどうも豊かな実りをもたらす。

23. 喜べ、さあ、エルサレムの住民よ。 神様を喜びたたえよ。 神様が降らせてくださる雨は、赦しの確かなしるしだ。 春に雨が降るように、また秋にも雨が降る。 

24. 脱穀場の床には小麦がうず高く積まれ、圧搾機からはオリーブ油とぶどう酒があふれ出る。 

25. わたしは、いなご、――おまえたちを滅ぼすために送り込んだ軍勢――が食い尽くした作物を、返してやろう。 

26. 再び、おまえたちは欲しいだけ、食物を手に入れることができる。こんな驚くべきことをしてくださった神様を、ほめたたえよ。わたしは二度と、わたしの国民をこんな災いに会わせはしない。

27. おまえたちは、イスラエルの中にわたしが確かにいることを、また、わたしだけがおまえたちの神であることを知る。 わたしの国民は、二度とこのような打撃をこうむることはない。

28. 雨を降らせたあと、わたしの霊をおまえたちに注ぐ。 息子や娘は預言し、老人は夢を見、若者は幻を見る。 

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