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ヨエル書 2:1-13 リビングバイブル (JLB)

1. さあ、エルサレムに警報を鳴らせ。 わたしの聖なる山に警告のラッパを響かせよ。 すべての者よ、恐れおののけ。 神のさばきの日が近づいているからだ。

2. 陰うつな暗やみの日。 暗雲の重くたれこめた日。 なんという大軍か。 山々を夜のようにおおい尽くしている。 なんと強大な国民か。 このような国民は、世界が始まって以来、見たこともないし、これから見ることもないだろう。 

3. その行く先々には火の手が上がり、回りにも広がる。 前には、エデンの園のように美しい地が横たわっているが、彼らはそれを根こそぎ破壊してしまう。 

4. まるで小馬のように、ぐるぐる駆け回る。 

5. 山々のいただきを跳びはねる様子を見よ。 そのざわめきに耳を傾けよ。 まるで戦車の押し寄せる響き、野原をなめ尽くす炎の音のようだ。 また、戦場に突入する強大な軍隊のようでもある。

6. 迎える国民は、恐怖のあまり青ざめる。 

7. その兵士は歩兵のように突撃し、えり抜きの精兵のように城壁をよじ登る。 列を乱すことなく、まっすぐに進む。 

8. 互いに群がることもなく、整然と行進する。 どんな武器も、彼らをとどめることができない。 

9. たちまち町に殺到し、城壁をよじ登る。 また、窓から押し入る強盗のように、家々の壁をもよじ登る。 

10. 彼らの前で、地は揺れ動き、天も震え上がる。 太陽と月は光を失い、星も姿を消す。

11. 神様はひと声で、彼らを指揮する。 これは神の大軍で、そのご命令に従う。 神のさばきの日は、ほんとうに恐ろしい。 だれが、それに耐え得ようか。

12. それゆえ、神様はこうお語りになります。 「まだ、間に合うぞ。 さあ、わたしに立ち返れ。 全身全霊をわたしに傾けよ。 断食し、嘆き悲しみながら来い。 

13. 悪かったと心底から認め、衣を引き裂くのではなく、心を引き裂け。」 神様に立ち返れ。 神様は恵み深く、あわれみに富んでおられるからだ。 神様は親切で、むやみに怒ることもなく、あなたがたを何とか罰しないでおこうとしておられるのだ。

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