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ミカ書 7:1-2-11 リビングバイブル (JLB)

1-2. ああ、悲しいことだ。 正直者を見いだすのが、こんなにも困難だとは。 まるで、収穫期を過ぎたぶどうやいちじくの実を見つけるようなものだ。 どんなに食べたくても、ぶどう一ふさ、初なりのいちじく一個もない。 正しい人は地上から消えてしまった。 誠実な人は一人も残っていない。 残っているのはみな人殺しで、自分の兄弟までも手にかけようとしている。

3. 彼らは、あらゆる手段を用いて、悪事を働いている。 しかも、その手口のうまいこと。 政治家も裁判官も、賄賂を求める。 金持ちは彼らを買収し、邪魔者を消す相談をしている。 正義はゆがめられてしまった。 

4. 一番ましな者でも、いばらのようにとげとげしい。 最も実直そうな者でも、いばらの垣根よりねじれている。 そんなおまえをさばく日が、今、矢のように迫っている。 処罰の時が、すぐそこまで来ている。 混乱と破滅と恐怖が、おまえを捕らえて離さない。

5. だれも信じるな。 親友も、そして、妻でさえも。 

6. 息子は父親をばかにし、娘は母親に逆らい、嫁はしゅうとめの悪口を言う。 まさに、敵が自分の家の中にいるのだ。

7. それでも、私は神様の助けを待ち望み、私を救い出してくださるのを待っている。 神様は私の祈りを聞いてくださる。 

8. 敵よ、喜ぶのは早いぞ。 私は倒れても、すぐ起き上がるからだ。 たとい暗やみの中に座っていても、神様が私の光となってくださる。 

9. 神様から罰を受けている間、私はじっとそれに耐えている。 私が神様に罪を犯したからだ。 そののち、神様は私を敵の手から守り、彼らが私にしたすべての悪を罰してくださる。 私を、暗やみから光の中へ連れ出してくださるのだ。 私は神様の正しさを見る。 

10. そのとき敵は、神様が私の味方であることを認め、「おまえの神はどこにいるんだい」と悪しざまに言ったことを恥じる。 今すでに、彼らがまるで道の土のように踏みつけられるさまが、まざまざと目に浮かぶ。

11. 神様の国民よ。 おまえの町々はりっぱに再建され、今よりも大きくなり、繁栄する。 

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