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マラキ書 1:5-14 リビングバイブル (JLB)

5. さあ、イスラエルよ、目を上げて、神様が世界中でなさっていることを見なさい。 その時、あなたがたはこう言うようになります。 「ほんとうに、神様の大いなる御力は、イスラエルの国境を越えて全地に及んでいる。」

6. 「子は父を敬い、召使は主人を敬うものだ。 わたしはおまえたちの父であり、また主人なのに、おまえたちはわたしを少しも敬っていない。 ああ、祭司たちよ、おまえたちはわたしの名をさげすんでいる。」「だれが? 私たちが、ですって? いつ、神様の御名をさげすんだというのですか。」

7. 「わたしの祭壇に汚れたいけにえをささげる時だ。」「汚れたいけにえですって? いつ、そんなことをしましたか。」「いつも、おまえたちは言っている。 『わざわざ高価なものを神様にささげる必要はない。 

8. 祭壇にささげるのは、びっこの動物でたくさんだ。 そうそう、病気のだって、盲のだってかまわない。』これが悪いことではない、と言いはるのか。 総督に、そんな贈り物をしてみろ。 喜んで受け取るか、試してみるがいい。

9. おまえたちは、『神様は私たちをあわれんでくださる。 神様は恵み深い』と口ぐせのように言う。 だが、そんな贈り物を持って来るおまえたちに、どうして好意を示せよう。

10. ああ、神殿のとびらを閉ざして、こんないけにえを断固拒否する祭司が、一人でもいたらいいのだが。 もう、おまえたちには我慢がならん。 そんなささげ物など欲しくもない」と、天の軍勢の主は言われます。

11. 「ところで、わたしの名は外国人の間で、朝から晩まであがめられるようになる。 世界中どこでも、人々はわたしの名をあがめて、かぐわしい香りと、きよいささげ物をささげるようになる。 国々の間で、わたしの名が大いに高められるからだ。 

12. それなのに、おまえたちときたらどうだ。 祭壇など気にしなくていい、と言ったり、ささげる動物は安上がりの、傷ついたものでかまわない、と指示したりして、わたしの祭壇を汚している」と、天の軍勢の主はお語りになります。

13. 「『ああ、神様に仕え、神様が望んでおられることをするのは、なんとわずらわしいことだろう』と、おまえたちは言う。 そして、わたしが守るようにと与えた規則など、鼻であしらっている。 考えてもみろ。 盗んだ動物や、びっこや病気のものを、神へのささげ物としているのだぞ。 わたしが、そんなささげ物を受け入れると思うのか」と、神様は詰問なさいます。 

14. 「神へのいけにえとして、群れの中から上等の雄羊をささげると約束しながら、傷のあるものと取り替える者は、のろわれる。 わたしは偉大な王であり、わたしの名は外国人の間で、大いに尊ばれているからだ」と、天の軍勢の主はお語りになります。

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