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ネヘミヤ記 5:1-9 リビングバイブル (JLB)

1.  このころ、暴利をむさぼっている金持ちに対して、子供をかかえた者から、激しい抗議の声があがりました。 

2-4. 事の起こりは、食べるにも事欠く家で、金持ちに子供を売ったり、畑やぶどう園や家を抵当に入れたりする事態が、発生したことです。 それさえできず、税金を払うために、限度いっぱいの借金をしてしまった人もいました。

5.  「わしらはみな兄弟同士じゃないか。 子供だって、どこの家の子も同じだ。 それなのに、生きていくために、子供を奴隷に売らなくてはならないなんて! 売った娘を買い戻す金もない。 畑も何も、抵当に取られてしまった。」

6.  この抗議を聞いて、私は非常な憤りを感じました。 

7. 何とかしなければなりません。 しばらく考えたのち、裕福な官僚たちをきびしく責めることにしました。「いったい君たちのやってることは何だね。 人助けという名目で、抵当を取って金を貸すとは、よくもできたものだ。」それから、彼らの処分をめぐって公の裁判を開いたのです。

8.  その法廷で、私は彼らを告発しました。 「私たちはみな、遠い国での奴隷生活から引き揚げて来た者たちを援助しようと、できるだけのことをしてきた。 それにもかかわらず、おまえたちは無理やり、彼らを奴隷に戻そうとしている。 いったい何度、私たちに買い戻せというのか。」彼らには、ひと言も返すことばがありませんでした。

9.  私は続けました。 「君たちのしていることは、非常に恐ろしいことだ。 いったい、神様を恐れる気持ちがあるのか。 回りには、すきを窺う敵がうごめいている。 

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