旧約聖書

新約聖書

ネヘミヤ記 4:1-2-10 リビングバイブル (JLB)

1-2. サヌバラテは、城壁の再建が進んでいるのを知って、おもしろくありません。 腹立ちまぎれに大声でののしったり、あざ笑ったりしました。 友人や、サマリヤ軍の将校も、いっしょになって攻撃してきました。 「こいつら、ひょろひょろのユダヤ人が、何をしようってんだ。 いけにえさえささげれば、一日で城壁ができ上がると思ってやがる。 見ろよ。 瓦礫の中から、焼けこげた石を引っぱり出して使ってるぜ。」

3.  サヌバラテのかたわらでは、「きつねが一匹乗っかったって、くずれそうだな」と、トビヤが悪態をつくのでした。

4.  私は祈りました。 「神様、お聞きください。 私どもは侮辱されております。 どうか、あの者たちのあざけりを、そっくりそのまま頭上に返してやってください。 彼らにも、外国に囚われの身となる思いを味わわせてください。 

5. 彼らの罪に目をつぶらず、消し去りもしないでください。 城壁を建てようとする私たちを侮辱するのは、神様を侮辱するのと同じだからです。」

6.  だれもが一生懸命に工事に精を出したおかげで、高さは以前の半分でしたが、ついに、全市を囲む城壁が完成しました。

7.  ところが、サヌバラテ、トビヤ、アラブ人、アモン人、アシュドデ人たちは、工事が順調に進み、城壁の破損個所の修理も終わったと聞くと、腹わたの煮えくり返る思いでした。 

8. 直ちに軍隊を出動させ、エルサレムに暴動と混乱を引き起こそうとたくらみました。 

9. しかし、私たちは神様に祈り、自衛のため、日夜警戒にあたっていたのです。

10.  しかし、指導者内部に、不満をもらす者が現われてきたのも事実です。 働く者が疲れている、瓦礫が多すぎて、自分たちだけでは手に余る、というのです。 

完全な章を読みます ネヘミヤ記 4