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ダニエル書 11:6-19 リビングバイブル (JLB)

6. 数年後、シリヤの王とエジプトの王とは同盟を結ぶ。 エジプト王の娘が、和睦のしるしとして、シリヤの王に嫁がされる。 だが、彼女はやがてシリヤの王に対する影響力を失い、彼女自身の期待は言うに及ばず、父親であるエジプト王をはじめ、大使や、彼女が産んだ子供の期待をも踏みにじる結果となる。 

7. だが、彼女の兄弟がエジプトの王になると、軍隊を率いてシリヤの王と戦い、ついに打ち負かす。 

8. エジプトに凱旋する時、彼はシリヤの偶像の神々や高価な金銀の食器類を、戦利品として持ち帰る。 そののち何年間か、彼はシリヤの王にかまわない。

9. そうこうするうち、シリヤの王は短期間エジプトを侵略するが、すぐ自分の国へ帰ってしまう。 

10-11. ところが、このシリヤ王の息子たちは、大軍を集めて、イスラエルからエジプトへ洪水のように押し寄せ、攻め入ろうとする。 それを見て、エジプトの王は非常に怒り、シリヤの大軍を迎え撃って、敗走させる。 

12. この大勝利に気をよくした王は、さらに幾千幾万の敵を打ち殺すが、その勝利は長続きしない。

13. 数年して、シリヤの王は、かつて敗北を喫した時よりもはるかに装備された大軍を率いて、攻め返す。 

14. その時は、他の国々もエジプト攻撃に加わる。 さらに、あなたの同胞であるユダヤ人の暴徒もそれに加わるが、この暴挙は失敗に終わる。 

15. それから、シリヤの王とその同盟国の大軍が攻め寄せ、エジプトの要塞化された町を包囲し、ついに占領する。 エジプトが誇る精兵も打ち負かされる。

16. シリヤの王は抵抗を受けずに攻め進み、だれもそれを食い止めることができない。 彼はまた、『栄光の国』イスラエルに踏み込み、そこを略奪する。 

17. 全エジプトを征服しようとするシリヤの王の策略はこうである。 彼もエジプトの王と同盟を結び、娘を政略結婚させ、その国を内部からくつがえそうとする。 だが、計画は失敗する。

18. そののち、シリヤの王は沿岸の島々に目を向け、その多くを征服する。 だが、一人の将軍がその攻撃を阻み、不面目な退却を余儀なくさせる。 

19. 王はすごすごと国へ引き返すが、途中で災難に会い、姿を消す。

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