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ダニエル書 11:26-35 リビングバイブル (JLB)

26. エジプト王の身内の者たちが彼に反逆し、軍隊も持ち場を捨て、多くの人が殺される。

27. この二人の王は、会談の席でも互いにだまし合い、陰謀をめぐらし合う。 だが、それで事情が変わるわけではない。 神様の定めた時がくるまで、どちらも成功することはない。

28. シリヤの王はばく大な富を携えて国へ帰って行くが、真っ先にイスラエルに進撃して、これを滅ぼそうとする。 

29. それから、定められた時に、すでに脅しをかけていたように、再び南へ軍隊を進めるが、今度は以前のようにはいかない。 

30-31. というのも、ローマの軍艦におびえて退却し、国へ逃げ帰る破目になるからだ。 退却を余儀なくされた王は腹を立て、再びエルサレムを襲って聖所を汚し、毎日のささげ物をやめさせ、神殿の中で偶像を礼拝させるようにする。 エルサレムを去る時、王は、父祖の信仰を捨ててしまった不信仰なユダヤ人を、権力の座につかせる。 

32. 王は、神様を憎む連中を巧言をもってあやつり、自分の側につかせようとする。 だが、神様を知る人々は勢力を増し、大きなことを行なうようになる。

33. その時には、霊的理解力を備えた人々は、多くの人を教える幅広い働きをする。 だが、いつも危険にさらされ、そのうちの多くの者は火や剣で殺され、あるいは、獄につながれ、略奪される。 

34. やがて、こうした迫害も収まろう。 だが、不信仰な者たちの中から、援助の手を差し伸べるように見せかけ、実は自分たちに有利に事を運ぼうとする連中が現われる。

35. その時には、神様のことに精通している人々の中からも、つまずき倒れる者が出る。 これは、神様の定めた試練が終わる時まで、彼らを精錬し、純化するのに役立つ。

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