12. エチオピヤ人よ。 おまえたちも神様の剣で切り倒される。
13. 北の地も同様だ。 神様はアッシリヤを滅ぼし、その壮大な首都ニネベ〔周囲百キロの大城郭都市だったが、完全に破壊された〕を、荒野のような不毛の地にする。
14. あの隆盛を誇っていた町が、羊の牧草地となり、あらゆる野獣が住みつくようになるのだ。 針ねずみは巣穴を掘り、はげたかやふくろうは宮殿の廃墟に住み、破れた窓で鳴いている。 からすは扉のところで鳴いている。 高価な杉の羽目板も、風雨にさらされたままだ。
15. これが、「世界中で、これほどすばらしい都市はない」と言って、安らかに暮らしていた、あの繁栄をきわめた大都会の運命だ。 さあ、見よ。 その大都会が荒れ果て、動物の住みかとなってしまった。 そこを通る者はみなあざけり、とても信じられないといった顔で首を振る。