チャプター

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  2. 2
  3. 3
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  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  11. 11
  12. 12
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旧約聖書

新約聖書

ゼカリヤ書 11 リビングバイブル (JLB)

1. レバノンよ、さあ、扉をひらけ。 審判が下される。 おまえの森が火で焼き尽くされるように、おまえは滅ぼされる。 

2. 糸杉よ、声を出して泣け。 すべての杉が倒れてしまうからだ。 高くそびえ立つ見事な木も全部だ。 バシャンの樫の木よ、恐ろしさのあまり泣き叫べ。 いちばん深い森まで切り倒されるのを見るからだ。 

3. 悪質な羊飼い、イスラエルの指導者たちの悲痛な叫びを聞け。 彼らの富が失われてしまうからだ。 若いライオンのほえる声を聞け。 王子たちが泣いているのだ。 茂みの豊かなヨルダン渓谷が、荒れ果ててしまうからだ。

4. それから、神様はこうお語りになりました。 「さあ、殺されるための肥えた羊の群れを養う羊飼いになれ。 

5. これは、わたしの国民の姿を表わしている。 彼らは悪い指導者どもに売り渡され、殺されている。 しかも、指導者は罰せられない。 わたしの国民を裏切った者たちは、『神様、ありがとうございます。 おかげで、こんなに裕福になりました』と言う。 というのは、この羊飼いは、容赦なく羊を売り飛ばしてしまったのだ。 

6. それで、わたしはもう、わたしの国民を惜しまない。 彼らを邪悪な指導者どもの手に陥らせる。 指導者どもは彼らを殺し、この地を荒れ地としてしまう。 わたしは、そうなるのをじっと見ているだけだ。」 こう神様がお語りになります。

7. そこで、私は杖を二本取り、一本を「恵み」と名づけ、もう一本を「結合」と名づけました。 その二本の杖で、命じられたとおり、羊の群れを飼いました。 

8. そして一月のうちに、三人の悪質な羊飼いを追い出しました。 ところが、私は羊である国民にも、我慢がならなくなったのです。 彼らも私を憎みました。

9. それで彼らに言ってやりました。 「もう、おまえたちの羊飼いはまっぴらだ。 死にたきゃ、かってに死ぬがいい。 殺されたって知るもんか。 自滅するのも自業自得だ。」

10. 私は「恵み」と名づけた杖を取り、真っ二つに折りました。 そうすることによって、彼らを守り導くと誓った契約を、破棄したことを示したのです。 

11. こうして、協定は無効になりました。 羊を売買する者たちは、これを見て、私の行動が神様のお考えを示していることを悟ったのです。

12. 私は彼らに言いました。 「よかったら、私に見合った賃金を払いなさい。 ただし、ほんとうにそうしたければですよ。」彼らが払った賃金は、たった銀貨三十枚〔奴隷の値段〕でした。

13. 神様は私に、こうお命じになりました。 「それを神殿の献金箱に投げ込め。 おまえを値積もりした貴重な銀貨全部をだ。」私は言われたとおり、銀貨三十枚を全部投げ入れました。 

14. それから、「結合」と呼ばれるもう一本の杖を折って、ユダとイスラエルとの結合関係が破られたことを示しました。

15. それから神様は、もう一度、羊飼いの務めにつくようにとお命じになりました。 今度は、役立たずの悪い羊飼いの役を演じることになったのです。

16. 神様はこうお語りになりました。 「そうするのは、わたしがこの国に立てる羊飼いの姿を示すためだ。 その羊飼いは、死にそうな羊の世話もせず、小さい羊の面倒も見ず、骨を折った羊の手あてもせず、元気な羊にえさをやることもしない。 歩けない羊を抱いて運んでやることもせず、やることと言えば、食用にする肥えた羊の足を引き裂くことだけだ。 

17. 羊の群れの世話をしない、こんな役立たずの羊飼いは、のろわれよ。 神の剣が彼の腕を切り、その右目を刺し通す。 腕は使えなくなり、右目は見えなくなる。」